...直ちに檀那寺へ急いで寺僧に息子の告白の一切を話して助力を乞うた...
小泉八雲 田部隆次訳 「おかめのはなし」
...それと、もう一つは、財政がもはや全く枯渇して、化物屋敷の類焼以来は、江戸三界では融通が利(き)かなくなったということで、それがおのずからこの男を謹慎にし、多少、謹慎の味がわかってみると、遅蒔きながら、生涯を蒔き直そうかという気にもなってみ、寺僧に就いて、多少、禅学の要旨を味わってみたり、茶や、生花の手ずさみを試みてみたり、閑居しても、必ずしも不善を為さぬような習慣になっているのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...さすがの寺僧(じそう)もここまでは手が届かぬと見えて...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...寺僧は本堂から下りて来ました...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...〈巴東寺僧青磁碗を得て...
南方熊楠 「十二支考」
...大横幅著色寿老人一掛(くわい)寺僧兆殿司(てうでんす)の画(ゑがく)ところなりといへども新様にして疑ふべし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...寺僧が怪んで人に尾行させると...
森鴎外 「細木香以」
...五月十一日 着到和泉党 百四十六人金剛寺僧 九人散所衆 四十五人十三日深夜備前国ヨリ帰参ノ衆島々ノ海上衆合セテ二百二十人十四日吉野郷士...
吉川英治 「私本太平記」
...――ヒタと、軍議の声はやんで、寺僧の一人へ、尊氏が言っていた...
吉川英治 「私本太平記」
...この寺内に、怪しげな者などいるわけはないが――と、快川がたずねると、その一寺僧は、こう云い足した...
吉川英治 「新書太閤記」
...寺僧に見つけられ...
吉川英治 「新書太閤記」
...寺僧たちは狼狽(ろうばい)もしたにちがいない...
吉川英治 「新書太閤記」
...否やのあろうはずはございませぬが、とにかく、思し召のほどを申し聞かせ、後刻、御返辞に伺わせまする」「どれ、そのまに、湯漬の馳走にあずかろうか」「御案内を」と、寺僧たちは、彼を客院に案内した...
吉川英治 「新書太閤記」
...寺僧のあとに従(つ)いて行った...
吉川英治 「新書太閤記」
...下町まで一緒に来た寺僧が...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...わたくしは寺僧が看経(かんきん)するらしい台の上に坐して...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...執念深く寺僧を説き伏せにかかった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...そうして長い論判の末にとうとう寺僧は鍵を持って中央の壇に昇ることになった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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