...寸時に振り返ったら、自分一人になっていた...
...あの人は、寸時ためらわずに行動する...
...寸時の隙に、彼はドアを開けて逃げ出した...
...事故が起こったとき、寸時の判断が命を救うこともある...
...彼女の演技は、寸時の表情の変化やしぐさにも表れている...
...正造にとっては当面の問題として寸時も心を去らぬことが限りなくあった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...」鴈治郎は一寸時計を振つてみた...
薄田泣菫 「茶話」
...私の頭から寸時も離れない...
外村繁 「日を愛しむ」
...とよの先刻の姿は寸時も私の頭から離れない...
外村繁 「澪標」
...勘次(かんじ)は寸時(すんじ)もおつぎを自分(じぶん)の側(そば)から放(はな)すまいとして居(ゐ)る...
長塚節 「土」
...白いホヤを抱かうとする柳の枝が寸時も止まず亂れて居る間に前後十三人の太夫が過ぎた...
長塚節 「菜の花」
...そうして約一年ばかり、寸時の間断なく、その全勢力の支配を受けさせたいのです...
夏目漱石 「行人」
...「寸時も離さず」といつてゐますが...
松本幸四郎 「大森彦七と名和長年」
...寸時歇(や)んでいた跫音がまた聞えてきた...
松本泰 「日蔭の街」
...基経はもう寸時も猶予していられぬ切迫したものを浮き沈みしている小さな水鳥の...
室生犀星 「姫たちばな」
...寸時母親を見戌っていたが...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...寸時たりともお側を離れることはできない...
吉川英治 「黒田如水」
...寸時をもいそぐが...
吉川英治 「私本太平記」
...小宰相ずれに帝の御心を寸時でもしびれさせておくなどは...
吉川英治 「私本太平記」
...寸時(すんじ)もおそばを離(はな)れることなくおつきそい申しておる忠節(ちゅうせつ)な男……」話しているうちに神主(かんぬし)長谷川右近(はせがわうこん)の顔が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...寸時といえども、時をむだなく遊び跳(は)ねている少年だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...われらの、ここになすべきことは、秀吉をして、この龍泉寺川の道を、寸時でも、ひまどらせることにある」「かかるのか」「いや、敵は二万、味方は五百余人、かかったところで、ほんの一瞬(いっとき)、ここの川面(かわも)を、赤く染めてしまうだけだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...ほんの寸時を措(お)いていただけなのだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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