...寸時に振り返ったら、自分一人になっていた...
...あの人は、寸時ためらわずに行動する...
...寸時の隙に、彼はドアを開けて逃げ出した...
...事故が起こったとき、寸時の判断が命を救うこともある...
...彼女の演技は、寸時の表情の変化やしぐさにも表れている...
...一寸時計を出して見たが...
石川啄木 「漂泊」
...寸時も夫人の監視を怠(おこた)らなかった...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...寸時も眠れるものじゃない...
大杉栄 「獄中消息」
...また常に彼の胸中に去来して寸時も離れないものは...
太宰治 「惜別」
...実際の等温線は大小無数の波状凹凸を有しこれが寸時も止まらず蠢動(しゅんどう)せるものと考えざるべからず...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...C D君も同様なことを寸時いわれましたが...
戸坂潤 「読書法」
...寸時の躊躇の後、私は手探り足探りで、窓の方へ近づいて行った...
豊島与志雄 「囚われ人」
...赤(あか)い(おき)を包(つゝ)む白(しろ)い灰(はひ)を寸時(すんじ)の猶豫(いうよ)をも與(あた)へないで吹(ふ)き捲(まく)つた...
長塚節 「土」
...自滅の期を寸時も早めてはならぬ...
夏目漱石 「薤露行」
...鼻は寸時もその信心深そうな姿勢をくずさず...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...寸時も早くこの川越をあとに...
正岡容 「寄席」
...基経はもう寸時も猶予していられぬ切迫したものを浮き沈みしている小さな水鳥の...
室生犀星 「姫たちばな」
...寸時も離れることなく...
吉川英治 「三国志」
...陣中の寸時をさいても...
吉川英治 「私本太平記」
...寸時の休息をとりかけていた...
吉川英治 「私本太平記」
...寸時もはやく家康公(いえやすこう)へおとどけあるが上分別(じょうふんべつ)とこころえます」「おお...
吉川英治 「神州天馬侠」
...寸時、別れに来たのだ」藤吉郎は奥へ坐っていう...
吉川英治 「新書太閤記」
...寸時といえども、時をむだなく遊び跳(は)ねている少年だった...
吉川英治 「新書太閤記」
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