...寸分の狂いもなく完璧に演奏する...
...彼女は寸分の隙もない美しさで会場を魅了した...
...プランを寸分決めて進めることで不測の事態を防ぐことができる...
...寸分の違いで勝負が分かれることもある...
...彼は寸分の隙も見せない完璧主義者だ...
...どの丘もどの谷も寸分たがわず前のままだ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...つい近頃の新聞に出てゐた或女人のヒステリイ患者と殆ど寸分も変つてゐない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...前任技師の設計をそのまゝ用ひて寸分違はずに前任者の計画通りに実現したといふことであります...
石川三四郎 「農民自治の理論と実際」
...いまだ寸分も進歩の徴候を見ず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...僕の心の奥が絶えず語っていたところと寸分も違わない...
岩野泡鳴 「耽溺」
...前回とは寸分たがわぬ登場人物だった...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...もしか寸分(すんぶん)ちがはないといふ...
薄田泣菫 「茶話」
...玲瓏(れいろう)玉を磨き上げたような容貌と相俟(あいま)って寸分の身揺ぎもしなかったが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...寸分の隙(すき)もなく立ち働く姉を見れば...
谷崎潤一郎 「細雪」
...さっぱりとして情け深く寸分鄙吝(いや)しい所なき...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...一寸分析して見ると判るだろう...
戸坂潤 「思想としての文学」
...寸分の隔(へだ)てなく慈愛を以て自分を訓戒する真心(まごころ)に動かされてしまったのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...「いや、これでよろしい、寸分相違がない、見事な出来でござります」と大久保が保証すると、品川も頷(うなず)く...
中里介山 「大菩薩峠」
...此の長い議論から何が頭に殘つたかと顧みて一寸分かりにくいやうな感じを抱いた...
長塚節 「知己の第一人」
...世の中は進んでゐるんぢやぞよ――ほんものと寸分違はぬ目玉は直ぐにも買へるんぢやい...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...高川邦子女史の茶室で茶杓(ちゃしゃく)を取った翁の態度に寸分の隙もなかったので...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...しかしビックリなされましたろうなあ」「イヤモウ……只今貴方様から承りましたお話とは寸分違わぬ蔵元屋の内幕で...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...更にその表面に中生代ないし第三紀の地層から発掘された奇妙な緑っぽい石鹸石に付いていたのと寸分違わぬパターンをとる点の集合を刻印するなど...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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