...寧ろ沈黙静思の間だといつていい...
薄田泣菫 「独楽園」
...悲観してゐる欣之介に対しても寧(むし)ろ「君などは身体がいゝんだから...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...丁寧に葬ってやった...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...尤も如此迂濶さは日本人許りでなく西洋人も同じ事で或は寧ろ日本人以上であるとさへ思はれるのであるが...
橘樸 「支那を識るの途」
...何ぞ寧(むし)ろ其の語を直接にして...
綱島梁川 「国民性と文学」
...」いやに丁寧なのが...
豊島与志雄 「変る」
...いやに丁寧な言葉付をする...
豊島与志雄 「林檎」
...孔子が七十歳に至って始めて矩を踰えない域に達したのは外部の矩よりも寧ろ内部のこの矩を意味したのではなかろうか...
新渡戸稲造 「自由の真髄」
...丁寧に小腰を屈めました...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...死骸の傷のあたりを丁寧に見てゐます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
一葉稿 「五月雨」
...ありふれた光榮を約束させるやうな愚鈍な誠實さよりも寧ろちよつとした短い叫びの方を選ぶことの樂しみ...
堀辰雄 「Ombra di Venezia」
...……それは寧ろ、放蕩無頼ほどの面白味を與へて呉れさうもないからと言つて、我々が純潔さと云ふものにあまり注意を向けてゐないからではないか? が、純潔な魂の無意識的なからくりは、惡癖の組み合せよりも、もつと特異なのだ...
堀辰雄 「レエモン ラジィゲ」
...寧ろ自らに恥多き感がした...
牧野信一 「予の恋愛観」
...寧ろ主觀的に色どられ...
三木清 「歴史哲學」
...健康な、子供とふざけて芝生にころがり廻る幸福な飼犬と云うよりは、寧ろ、主人の永い留守、荒れ生垣の穴から、腰を落して這入る憐れな生物と云う方が適当であったらしい...
宮本百合子 「犬のはじまり」
...寧ろ起ち居は元気になり...
山本周五郎 「桑の木物語」
...徐寧をこれまで誘(おび)き出してきた徐寧の従兄弟(いとこ)湯隆(とうりゅう)とは...
吉川英治 「新・水滸伝」
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