...寥々(りょうりょう)として寒そうな水が漲っている...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...ことに教会は互いに相離れ遠(とおざ)かりければこの新来の宗教を信ずるものは実に寥々寂々(りょうりょうせきせき)たりき...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...そりゃ寥々たるものにはちがいないさ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...以て其機関雑誌に掲出せしめたり固より寥々たる短章に過ぎずと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...此書の如き寥々たる短篇中に...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...隣りの豐前に寥々として居るのは伊豫からの交通の關係から怪むに足らぬのである...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...寥々と瘠せた男が影のように坐っているさまは鬼気迫るような気がする...
久生十蘭 「魔都」
...寥々の有様であるとはいへよう...
正岡容 「浅草燈籠」
...とりわけ講釈場は寥々の客足で...
正岡容 「東京万花鏡」
...寂寥々とした哀愁が...
宮本百合子 「偶感一語」
...右手に寥々と婦人作家が出現して来るというわけです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...寥々として、捨(す)て篝(かがり)が所々に燃え残っている...
吉川英治 「三国志」
...天地も寥々(りょうりょう)の感があった...
吉川英治 「三国志」
...それに鎌倉じゅうは無人寥々(りょうりょう)なさいであったから...
吉川英治 「私本太平記」
...寥々(りょうりょう)と...
吉川英治 「神州天馬侠」
...寥々(りょうりょう)とすだく虫の音があるばかり...
吉川英治 「神州天馬侠」
...寥々(りょうりょう)たる松風の声ばかりではあると...
吉川英治 「新書太閤記」
...寥々(りょうりょう)というほどもないのである...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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