...予の仮寓は危いところで類焼の厄を免がれたものの...
石川啄木 「悲しき思出」
...牛込新小川町の寓居に「大日本協會」の看板を掲げた...
高橋龍雄 「芳賀先生と日本主義」
...春雨今日幾日、静かにしておもしろ、れいの筆硯とう出たれど、思ひめぐらすに、いふべきこともなし、物語りざまのまねびは初事なり、されど己が世の山賤めきたるには、何とか語りいでん、昔このごろの事ども、人に欺かれしを我また偽と知らで人を欺く、よしやよし、寓言語り続けて、書とおし戴かする人もあればとて、物言ひ続くれば、猶春雨は降る/\...
辰野隆 「雨の日」
...最初の一月ほどは時雄の家に仮寓(かぐう)していた...
田山花袋 「蒲団」
...知己の意を寓するもの...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...あるひは幾分奨励の意を寓して...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...歴史上の事件や寓話(ぐうわ)に材を借りて...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...プラトンの巧妙なる寓話の教へる如く...
波多野精一 「時と永遠」
...彼は広島の兄の家に寄寓することにした...
原民喜 「遥かな旅」
...具体化しようとする寓話や伝説のようなものであり...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...そこには老来伉儷相和するの意が寓されていることを知るのである...
藤島武二 「画室の言葉」
...今次に右『竹譜詳録』の文章とその図とを抄出してみると狸頭竹、一名彈竹、処処ニ之レアリ、江淮ノ間生ズル者高サ一二丈径五六寸、衡湘ノ間ノ者径二尺許、其節ハ下極メテ密ニシテ上漸ク稀ナリ、枝葉繁細、筍ハ庖饌ニ充テ、絶佳ナリ、此筍ノ出ヅル時、若シ近地堅硬或ハ礙磚石ナレバ則チ間ニ遠近ナシ、但シ出ヅベキ処ニ遇ヘバ、即チ土ヲ穿テ出ヅルコト猶ホ狸首ガ隙ヲ鑽(ウガ)チ通透セザル無キガゴトシ、故ニ此名ヲ寓ス、亦高サ一丈許ニ止マル者アリテ下半特ニ枝葉ナク、人家庭院ニ栽植ス、枝葉扶疎、清陰地ニ満チテ殊ニ愛悦スベシ、然レドモ竹身ニ下※ニシテ上細ク、竿大ニシテ葉小ク、図画ニ宜シカラズ、広中ニ出ヅル者ハ筍味佳カラズ、江西及ビ衡湘ノ間、人冬ニ入リ其下、地縫裂スル処ヲ視テ掘リ之レヲ食フ、之レヲ冬筍ト謂ヒ甚ダ美ナリ、留メテ取ラザレバ春ニ至テ亦腐朽シ、別ニ春筍ヲ生ジテ竹ト為ル、福州ノ人謂ツテ麻頭竹ト為ス(漢文)である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...京都では「東洞院」に寓した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...七月十八日に保は神田(かんだ)仲猿楽町(なかさるがくちょう)五番地豊田春賀(とよだしゅんが)の許(もと)に転寓した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...現に金澤蒼夫(さうふ)さんは此の如き寓公(ぐうこう)の居つたことを聞き傳へてゐない...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...所々に流寓(りうぐう)した...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...然れども、許由・卞隨・務光の事は、六經の中に見えず、又、堯舜が位を讓ることを重んじたるを以て之を觀れば、或は寓言に出で、未だ必ずしも實に其人有りしに非ざるに似たり...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...流寓落魄(りゅうぐうらくはく)の果てに...
吉川英治 「新書太閤記」
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