...フレンチの向側の腰掛には、為事着(しごとぎ)を着た職工が二三人、寐惚けたような、鼠色の目をした、美しい娘が一人、青年が二人いる...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...糸七は寐る前にと...
泉鏡花 「遺稿」
...すやすやお寐(やす)みだと承りましたから...
泉鏡花 「婦系図」
...デミトリチは顏(かほ)を枕(まくら)に埋(うづ)めて寐臺(ねだい)の上(うへ)に横(よこ)になつてゐる...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...デミトリチの寐台(ねだい)の所(ところ)に行(い)って腰(こし)を掛(かけ)る...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...隣に寐(ね)ておられる師父の顔を覗(のぞ)き込む...
中島敦 「悟浄歎異」
...十六の六寐(ね)る前(まへ)に門野(かどの)が夜中投函から手紙を一本出(だ)して来(き)た...
夏目漱石 「それから」
...仮寐(うたたね)をしていたものだから...
夏目漱石 「それから」
...まっ蒼(さお)に水銹(みずさび)の深い湖のほとりで午寐(ひるね)をしていると...
長谷川時雨 「糸繰沼」
...寐たつて宜いやね...
樋口一葉 「わかれ道」
...君は死にき旅にやりきと円寐しぬ後ろの人よものな云ひそね別に説明を要しないであらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...まだ風邪気味で寐(ね)ていらっしゃるらしい頭の君から「きのうは法師共がおおぜい参っておりました上...
堀辰雄 「ほととぎす」
...併し寐巻の上に経帷子(きょうかたびら)位を着て山上の吹き曝しに棄てられては自分の様な皮膚の弱い者は...
正岡子規 「死後」
...寐て居て顔は洗へぬものなり...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...そして寐入つて、明るくなるまで醒めなかつた...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...夜がなぜ寐られない...
マクシム・ゴルキイ Maksim Gorkii 森林太郎訳 「センツアマニ」
...夢寐(むび)に見(み)る雄敵(ゆうてき)の現(あらわ)れ一この家から...
吉川英治 「剣難女難」
...夢寐(むび)のまもなきおくるしみや折々のおん譫言(うわごと)さえ洩れ伺うておりました...
吉川英治 「私本太平記」
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