...「まち」の特色に富みたるものを我久保田万太郎君と為す...
芥川龍之介 「久保田万太郎氏」
...彼年(とし)若くして武勇に富み...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...年一年と工夫に富み...
太宰治 「おしゃれ童子」
...春琴女は甘(あま)やかされて育ったために驕慢(きょうまん)なところはあったけれども言語動作が愛嬌(あいきょう)に富み目下の者への思いやりが深く加うるに至って花やかな陽気な性質であったから...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...王として生死の運の人間の中に最も富みし者...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...蜜の如き辞令に富みたる皇帝は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其伎倆彼れに優るもの必ずしも之れなきに非らじ而も学堂の如く功名心に富み...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その一面には慈悲の心にも富み...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「私の家は富み榮えました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ただ地頭は富みて強く...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...その述べるところの所論は堂々たる覇気に富み読んで愉快であつたことを今でもはつきり憶えてゐる...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...その最も趣味に富み字句しまりをる点において...
正岡子規 「人々に答ふ」
...毎(いつ)も富み...
南方熊楠 「十二支考」
...一族はいよいよ富み栄えた...
森鴎外 「山椒大夫」
...彼は、富みかつ自由、尊くかつ美わしく、常に健康に輝きて王者の内の王者なり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...経験に富み、老巧にして円滑、才気縦横、大胆不敵といった人材でなければならない...
山本周五郎 「半之助祝言」
...富みたるも財を忘れ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...上方から西は天産に富み...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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