...「まち」の特色に富みたるものを我久保田万太郎君と為す...
芥川龍之介 「久保田万太郎氏」
...既に成語に富みたる自国詩文の技巧の為め...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...対聯(たいれん)比照に富み...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...一瞬前までは私は確かにすべての人の尊敬を受けて、富み、愛されていたし、――家の食堂には私のために食事の支度がしてあった...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...幼少時代の環境からして自然についての知識に富み...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...只不幸にして彼等よりも富み...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...あしきともがらわれは彼等よりも強しとおもへど彼等はわれよりも多弁にして暗示に富みたる眼と...
高村光太郎 「智恵子抄」
...前掲(ぜんけい)の老芸人の話では春琴の三味線を蔭で聞いていると音締(ねじめ)が冴(さ)えていて男が弾いているように思えた音色も単に美しいのみではなくて変化に富み時には沈痛(ちんつう)な深みのある音を出したといういかさま女子には珍しい妙手であったらしい...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...ユウケーノール(其父は豫言巧みの*ポリュイドス、富みて勇あり、コリントス郷を住居となせるもの)非命を遂に逃れずと悟りて船に乘り來る、 665故は老いたるポリュイドス屡彼に陳じ曰ふ、惡き病を身に受けて其邸中に身まかるか、若くはアカイア水軍のそばにトロイア軍勢に殺さるべしと...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...内容が極めて豊富で含蓄に富み過ぎているだけに...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...中老人と言つても、五十になるやならずで、男前も立派、武藝のほどは知りませんが、金も相當以上に持つてゐるらしく、分(ぶん)に過ぎた慈悲善根(じひぜんこん)を施(ほど)こして、その日/\を豊かに暮して居るのに、少しも困る樣子は無いばかりでなく、益々富み榮えて、『あれは金の實(な)る木でも植ゑてゐるのだらう』と、近所の人たちから噂されたほどです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その仲間(なかま)の中にも往々(おうおう)才力に富み品行賤(いや)しからざる者なきに非ざれども...
福沢諭吉 「旧藩情」
...わが家は富み、わが父母限り無くわれをいつくしみ給へば、われ未だ曾て食ふべき物、住むべき家、着るべき衣服の乏しさを思ひし事なし...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...さらにその特色に富みたる行事形態を...
柳田国男 「海上の道」
...その性情は野趣に富み奔放不拘束な点が多かった...
山本周五郎 「似而非物語」
...経験に富み、老巧にして円滑、才気縦横、大胆不敵といった人材でなければならない...
山本周五郎 「半之助祝言」
...なぜならば信玄は果断直行に富み...
吉川英治 「上杉謙信」
...国民は全体としてはかかる租税と奨励金とによってより富みもせずより貧しくもならないであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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