...そして富江は、一心になつて目前(めのまへ)の札を守つてゐる山内に、隙(すき)さへあれば遠くからでも襲撃を加へることを怠らなかつた...
石川啄木 「鳥影」
...福富は眞顏(まがほ)になつて...
石川啄木 「葉書」
...すると福富は又媚びるやうな目附をして斯う言つた...
石川啄木 「葉書」
...富美子さんがこれについて聞かれた時妙なそぶりを示したことなどもあったが...
江戸川乱歩 「黒手組」
...その望遠鏡で見ると富士山がみえた...
高村光太郎 「智恵子抄」
...前途有為の才に富み...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...そして生れて始めて自分が富貴であり自由であることを感じるのであった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...智辯能力に富めるに於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...だん/″\平民の生活の要素が豐富になつて來ます...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...何いってやがるんだい)富士春は...
直木三十五 「南国太平記」
...シベリアには石炭は相当豊富にある...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...それから下女のお富ですよ」「もう一人の下女のお組は中に入つてゐないやうだが」「あれはまだ小娘で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――富岡は、温泉へ行つて来ると云つて急に立ちあがつた...
林芙美子 「浮雲」
...十五世紀に伊人ポッジオが金銀よく汚れた物を浄(きよ)くする一例として書いたは、ある富有な僧、極めて犬を愛し、その死するやこれを人間同様寺の墓場に葬った...
南方熊楠 「十二支考」
...阿部家の家従三富の事は既に上(かみ)に出でてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...よく知らないままで富三郎の妻になった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...富戸(ふこ)は子孫に足(た)り...
吉川英治 「新・水滸伝」
...生れて始めて持つた莫大(ばくだい)の富を母に示し升(まし)た...
若松賤子 「黄金機会」
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