...密かにこの叔母に相談した...
石川啄木 「鳥影」
...そこで密かに毒殺して...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...密かに這入り込んだ「黄色い嘴(ベッコ・ジャロ)」の若い論説部員が...
谷譲次 「踊る地平線」
...これより密かに都へ立ち越え...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...わざわざ自分の病気をわるくして長引かしては密かに喜んだりする一種の精神病者に似た心理状態にあるという事を巧みに暗示すると云うよりはむしろ露骨に押しつけようというのであった...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...ウージェーヌはタイユフェール嬢の密かな眼差しを捉えることが出来た...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...レスブリッジは横に座った妙な男を密かに観察した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...密かにほくそ笑む連中...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...しかも未見のうちから密かに会見を楽んでやってきた今度私と新守座へ割看板の...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...その鯉を見たさに媛密かに来たところを留め召したもう...
南方熊楠 「十二支考」
...尠からぬ金力が密かに送られてゐたといふ...
吉川英治 「折々の記」
...各の私財から会所の公有金、そのほか悉皆(しっかい)、堺の現金を寄せあつめて、密かに、船へ移した...
吉川英治 「新書太閤記」
...密かにこう囁(ささや)いていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひとり密かに走り帰って来たような次第です...
吉川英治 「新書太閤記」
...それを見て、知事は密かに、「惜しい男だのに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...▼――義経の一子は、密かに、佐々木四郎高綱の許で育てられ、左兵衛義高となって、後に、岩手県閉伊(へい)郡田鎖(たぐさり)の領主となった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...と密かに称(たた)えているのです...
吉川英治 「源頼朝」
...密かに狙え――ともいった...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
