...敵寄すると承り候へば...
芥川龍之介 「糸女覚え書」
...一に延暦寺が源平の何れに力を寄すべき乎に存したりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...逆巻き寄する海の牙(きば)に...
泉鏡花 「海異記」
......
内田魯庵 「八犬伝談余」
...多少の安値くらいで客の足を引き寄するは決して容易ではない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...かくして寄する集會の騷はげしく大地震(ゆ)る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...雷雲寄するクロニオーン眞先にうめる*ダルダノス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...詩人よ君を譬ふれば光すゞしき夕月か身を天上にとめ置きて影を下界の塵に寄す...
土井晩翠 「天地有情」
...大波小波々(どうどう)と打寄する淋しい浜街道(はまかいどう)を少し往って...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...殆ど其の身を寄するの地なからむとするにあらずや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...退く浪と寄する浪の間にウィリアムとシーワルドがはたと行き逢う...
夏目漱石 「幻影の盾」
...あるいは論者の中にもその身を寄する地位を失わざらんがために説を左(ひだり)し...
福沢諭吉 「学問の独立」
...女房が帰つて下さるかといふと「善太坊が泣いて留るのだ、仕方がねえ、負けてやらう」と立上り、手拭を肩にかけ、自分で前の床几を倒(さかさ)にして後の床几に重ね、店の側に片寄す...
三木竹二 「いがみの権太」
...可止法師に大いに同感を寄するが...
南方熊楠 「十二支考」
...これは太田道灌の『慕景集』鳥に寄する恋「世の中に鳥も聞えぬ里もがな...
南方熊楠 「十二支考」
...諸家の寄する所の見舞物が枕頭に堆積せられた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...いくほどもなく余に寄するふみにも誤り字少なくなりぬ...
森鴎外 「舞姫」
...必ず一篇を寄すべしなどとも大言を拂つたらしい...
吉川英治 「折々の記」
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