...相不変(あいかわらず)とぼとぼと寂しい歩みを運んで参ります...
芥川龍之介 「邪宗門」
...その癖お前は寂しいと云つてゐるね...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...寒さのうちは老予言者ででもあるように、寂しい姿をして、節くれだった裸の枝で意味ありそうに北極星の彼方を指さしていた公孫樹までが、齢にも不似合な若やぎようで、指さきという指さきをすっかり薄緑に染めておめかしをしている...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...その寂しい生活が大分(だいぶん)健康に障(さは)つたらしい...
薄田泣菫 「茶話」
...にぶい寂しい飛沫(しぶき)をあげて...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...その奥ゆかしい寂しい風致に...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...人生の寂しいまでの奥底を見せることなのである...
中井正一 「美学入門」
...そして長い間寂しい闇の野中へ行き暮れ...
長與善郎 「青銅の基督」
...惜しい事に私は日本語が話せません……」老人は再び寂しい微笑を浮べて...
南部修太郎 「霧の夜に」
...ばたばたといふ寂しい音で...
萩原朔太郎 「宿命」
...森のなかのもの寂しい自然の描写ではじまっています...
堀辰雄 「雪の上の足跡」
...ガクリと寂しい場所だった...
宮島資夫 「四谷、赤坂」
...上手に男一人の寂しい歌声(前に出たのと同じ節の木挽歌)が起り...
三好十郎 「地熱」
...その後の日の重なるにつけて広いお邸(やしき)はますます寂しいものになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女二の宮が子供をお持ちになることができずに寂しい御様子であるために...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...やはり同じように寂しい表情をし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...フォルキアデス寂しい暗い所に引っ込んでいるものですから...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...暗い寂しい小村の壁の間に狹められた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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