...且つかねての宿望であったナポレオンを研究し...
石原莞爾 「戦争史大観」
...正造もまた宿望とするところであった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...このさい大政党の力を憑んで年来の宿望を達するのが賢明であろう...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...僕は出獄したらすぐに多年宿望のクロの『自伝』をやりたいと思っている...
大杉栄 「獄中消息」
...彼等のあるものはかねての宿望どほりに羽化登仙する...
薄田泣菫 「独楽園」
...宿望の文学生活だけにうちこめると気負いたった気持だったのに...
田中英光 「さようなら」
...多年の宿望が一時に達せられたと云ふものだ...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...宿望の黒部に入る日が...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...その宿望がかなった訣(わけ)です...
堀辰雄 「美しい村」
...その夏(去年)軽井沢へ往ったときは漸く宿望の蓄音機をもっていけたので...
堀辰雄 「木の十字架」
...その内(うち)寛永十四年嶋原征伐(しまばらせいばつ)と相成り候故(ゆえ)松向寺殿に御暇相願い、妙解院殿の御旗下(はたもと)に加わり、戦場にて一命相果たし申すべき所存(しょぞん)のところ、御当主の御武運強く、逆徒(ぎゃくと)の魁首(かいしゅ)天草四郎時貞を御討取遊ばされ、物数(ものかず)ならぬ某(それがし)まで恩賞に預り、宿望相遂げず、余命を生延(いきの)び候(そろ)...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...曹操はそれよりもずっと早くから宿望の南征と呉への報復にもっぱら軍備の拡充を計っていた...
吉川英治 「三国志」
...荊州変貌(けいしゅうへんぼう)一呉は大きな宿望の一つをここに遂げた...
吉川英治 「三国志」
...三河におるお許(もと)の老臣どもが宿望としておる――当主元康の本国帰城をゆるしてつかわすであろうぞ」「ありがとう存じまする」「七歳の折から質子(ちし)として他国に在る其許(そこもと)...
吉川英治 「新書太閤記」
...範宴の宿望であった大和(やまと)の法隆寺へ遊学する願いが...
吉川英治 「親鸞」
...その御面影(おんおもかげ)を現身(げんしん)にえがいてみたいと宿望にしていたのである...
吉川英治 「親鸞」
...とうから心にもっていた拙者の宿望です...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...駄々をこねて宿望にしていた城太郎も...
吉川英治 「宮本武蔵」
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