...と同時にまた別荘番が一言(いちごん)もこの客来(きゃくらい)を取次がないのも不審だった...
芥川龍之介 「疑惑」
...農場の男がまたのそりと部屋にはいって来て客来を知らせたのは...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...主人は客来で手がひけないので...
種田山頭火 「行乞記」
...留守中客来、敬君と樹明君とがやつて来て、一杯飲んで待つてゐたらしい...
種田山頭火 「其中日記」
...M君には逢つたが客来なので遠慮する...
種田山頭火 「其中日記」
...客来夜間は勉強読書推敲三月十四日曇――晴...
種田山頭火 「松山日記」
...かつては寒夜客来テ茶当ツレ酒ニ竹湯沸テ火初メテ紅ナリ〔寒夜(かんや)に客(きゃく)来(きた)りて茶を酒に当(あ)つ竹(ちくろ)に湯(ゆ)沸(わ)きて火(ひ)初(はじめ)て紅(くれない)なり〕といへる杜小山(としょうざん)が絶句(ぜっく)なぞ口ずさみて殊更煎茶(せんちゃ)のにがきを好みし朱泥(しゅでい)の茶(さへい)...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...「お客来(きゃくらい)でしたか...
中里介山 「大菩薩峠」
...広く人に交わりて客来を自由にせんには...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...夜の部、大いに客来る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
......
正岡容 「大正東京錦絵」
...賀客来無迎...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...忽然有客来催債...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...自分は中の口から奥へはいッてあたりの様子に気をつけて見たが客来の様子はまだなかッた,さてはまだなのかと稽古着のままで姉の室(へや)へ往ッて...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...一つには客来が頻繁になって...
柳田国男 「木綿以前の事」
...――庭先で木剣を振っていた鎌田孫次郎は、愛想よく上へ招じて、「宜うこそおいで下された」と奥へ振返って、「これ椙江(すぎえ)、お客来じゃ、お茶をお淹(い)れ申せ」「いやどうぞお構いなく」「斯様な貧宅、別してお構いは出来ませぬ...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...客来一味(きゃくらいいちみ)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...――秀吉は来る客来る客を迎えつつそれを眺めた...
吉川英治 「新書太閤記」
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