...僧正の職についてその仕事を忠実に行って来たのはよかったにしても...
石原純 「グレゴール・メンデル」
...その欲するところには実に臆病であり...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...金銭には実に淡泊で...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...この蜜蝋が何であるかを実に想像するのではなく...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...実に当時のありさまはただかくのごとし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...認識の正しい正しくないを切実に検討することは出来ぬ...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...然らば是れ実に憲法紀念館たると同時に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そういうのは口実にすぎなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」お辞儀をするとすぐ、竹中さんは立ち上って、実にす早く、廊下へ出てしまった...
豊島与志雄 「早春」
...実に素敵な土地でありまして...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...荀子(じゅんし)か……実によけいな心配をしたもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...故に詩を特色する決定の条件は、必ずしも形式韻律の有無でなく、又自由律の有無でもなく、実にその表現が、本質に於て「情象」であるか否かにかかっている...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...事実には少しも益が無いから...
二葉亭四迷 「浮雲」
...先づその容貌風姿の実にもシリアスな趣きに端を発するのであらうと点頭かれた...
牧野信一 「文学とは何ぞや」
...実にあすこの事務は雑駁ね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...更におもふに蘭軒の梅花鶯語は必ずしも実に拠らなかつたかも知れない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「私は実に意外だったのですが...
山本周五郎 「思い違い物語」
...実に当惑する難儀がひそんでおるのでございます...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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