...人間は皆裾が天井へ宙乗りして...
泉鏡花 「歌行燈」
...茶碗が宙乗りをしたり...
田中貢太郎 「唖の妖女」
...風をついて滑走(タクシ)していた機が――じっさいいつからともなく――ふわりと宙乗りをはじめたらしい...
谷譲次 「踊る地平線」
...金の鎖を蔓(つる)に持ったフロリダ黄蘭のように宙乗りをして...
谷譲次 「踊る地平線」
...これから宙乗りをはじめる」紺の股引(ももひき)腹掛(はらがけ)を着た米友は...
中里介山 「大菩薩峠」
...俺らは宙乗りをやめて帰るよ」「なるほど...
中里介山 「大菩薩峠」
...天井にいる宙乗りの仕掛けの方の係りは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...勘当同様で出入りの出来なかった男だ――こいつが幽霊の宙乗りを手伝う役だったそうで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...幽霊が宙乗りを始めてから甲子太郎はあの部屋へ入ったんだね」「ヘエ――」「若旦那が入って来たのを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...幽霊を宙乗りさせる趣向が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...蝋燭は二本ぐらい点(つ)いていたでしょう」「納戸を出たのは?」「幽霊が宙乗りをしている時です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「私は幽霊の仕掛けの宙乗りに一と役持っているからイヤだと言うのに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...宙乗りするような異様な足どりで廻廊の欄干のところまで出て来て...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...今にも宙乗りして...
久生十蘭 「魔都」
...梯子の中段に宙乗りになったまま茫然と月を仰いでいるのである...
久生十蘭 「魔都」
...梯子に宙乗りをしながら一見茫乎として空を仰いでいたが...
久生十蘭 「魔都」
...手だけが宙乗りしているのではない...
牧逸馬 「土から手が」
...初代は両国の定小屋で錦絵にまで出た大当り、その親譲りの二代目藤治が明治初年に浅草奥山を始め、猿若町の芝居小屋などで華々しく興行、本芸の独楽のほか、早変り、宙乗り、水芸等のケレンで大受け、十五、六年頃を全盛に満都の絶讃...
山本笑月 「明治世相百話」
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