...故に自分は宇宙と思想とのデイヤレクテイクに參する事の淺きを恥づるのみであつて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...宇宙万物を神の所作と見る時一個の人を獲(え)るまでのその準備...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...けっして相手から放れはしないという安心のできる宇宙用のいかりであった...
海野十三 「怪星ガン」
...お尻につけている太い狸の尻尾が宙にゆれて...
海野十三 「火星探険」
...この宇宙ボートの珍しい姿に...
海野十三 「火星兵団」
...宇宙線が霞(かすみ)のように棚曳(たなび)いている...
海野十三 「蠅」
...車輪も宙に疾駆した...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...さながら宇宙の真黒な謎を背景にして燃えているようであつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...この宇宙の中に法則があるらしいということに人間は気がついたのである...
中井正一 「二十世紀の頂における図書館の意味」
...この新宇宙論によれば...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...通俗では森羅万象(しんらばんしょう)いろいろなものが掃蕩(そうとう)しても掃蕩しきれぬほど雑然として宇宙に充(じゅうじん)している...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...フワフワと宙につりあげられて...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...可笑しいと思ひます」笹原は飮みかけた紅茶茶碗を宙に浮かしたまゝ大きい眼をしてぢつと早苗の顏を眺めてゐた...
林芙美子 「風媒」
...宙に浮いて割れ鐘に似た胴震ひの悲鳴を放ちながら...
牧野信一 「鬼の門」
...長いがあるかのやうに顎を掴み百貫の鉄棒のやうに徐ろに左腕を宙にあげてゐた...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...宙を飛んで提げ行かんと...
正岡子規 「花枕」
...父はまた明治四年より病院の創立に志し、伊藤貫宗、稻葉宙方、佐佐間雲巖諸氏と共に、京都府下に於る各宗の寺院を勧誘して出資せしめ、明治六年十一月一日に到りて英国の医師を主任とし開業式を行へり...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...宇宙の大理から感応自得して工夫を積んだ秘術で...
吉川英治 「剣難女難」
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