...アララットなる山は上野の山か愛宕(あたご)山――どちらも東京の――くらいな岡だとばかり思っていた...
石川欣一 「可愛い山」
...愛宕山の鬱蒼(こんもり)した木立を背負つた樣にして立つてゐる...
石川啄木 「鳥影」
...海路部の前から愛宕山と芝公園との間を登つて西の久保廣町へ下りたところにあつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一、芝の愛宕山、二、品川の品川神社、三、市川の國府臺、四、立川の普濟寺、五、百草の百草園、六、この荒幡の新富士、これ也...
大町桂月 「狹山紀行」
...そこからは愛宕(あたご)の塔が右斜(みぎななめ)に見えていた...
田中貢太郎 「雨夜続志」
...一方は愛宕下から芝浦まで往った...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...鞍馬、愛宕でも、修法をするであろうが、第一の修法は、同じ山相の山で行うのを、秘呪の法としておるから、必ず、この生駒の頂へ参ろう...
直木三十五 「南国太平記」
...米国人フェノロサは明治三十一年小林氏の主催したりし浮世絵展覧会の目録において広重が愛宕山の図につき論じて曰(いわ)く「遠く海を描きて白帆を点綴(てんてつ)したるは巧に軟風を表(あらわ)しまた自(おのずか)ら遠景において光線の反射を示せり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...愛宕山(あたごやま)を前にして日本橋京橋から丸の内を一目(ひとめ)に望む事が出来る...
永井荷風 「日和下駄」
...そのころ愛宕山(あたごやま)の麓(ふもと)には仏蘭西(フランス)航空団とかいた立札が出してあったが...
永井荷風 「枇杷の花」
...愛宕(あたご)の下(した)...
永井荷風 「水 附渡船」
...海は豪宕のうちに無限というものの哀愁を教える...
中里介山 「大菩薩峠」
...京の衆に初音まゐろと家毎に鶯飼ひぬ愛宕(をたぎ)の郡晶子秀歌選を作るに当つて私はそのプレリウドの一つに「古京の歌」なる小題を設け...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...たいていは秋葉愛宕(あきばあたご)を信心し始め...
柳田国男 「年中行事覚書」
...芝愛宕下(あたごした)の南宗院という寺へ三人組の賊がはいり...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...愛宕の会合は人物風景真に迫って好評...
山本笑月 「明治世相百話」
...愛宕山権現(あたごやまごんげん)...
吉川英治 「黒田如水」
...得物を取って宮津武士の百人余りは今しも愛宕へ差して海嘯(つなみ)の如く襲(よ)せようとしていた...
吉川英治 「剣難女難」
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