「宏」の意味
広い、大きい
小説での「宏」の使い方
...学友照屋〔宏〕君の話によれば...
伊波普猷 「「古琉球」自序」
...教外の諸法に對しては極めて宏量なる態度を持せり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...その壮宏たる富嶽のごとく...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...細田氏の宏壮な構(かまえ)の前には広い空地(あきち)があって其の中を一本の奇麗な道が三十間程続いてその向うに小ぢんまりとした借家(しゃくや)が両側に立ち並んでいました...
海野十三 「三角形の恐怖」
...エフィニゲウス家の宏大な塋域(えいいき)があり...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...「山郷風物誌」などの興味ふかい著述をもつてゐる長尾宏也氏といふ霧ヶ峰スキイ場の開拓者として知られてゐる青年が...
徳田秋聲 「霧ヶ峰から鷲ヶ峰へ」
...片隅に坪井宏はねそべって...
豊島与志雄 「常識」
...金に飽かした宏莊な寮を營み...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...モスクワまでも見えるような高い高い望楼(ぼうろう)のついた宏壮(こうそう)な邸宅を構え...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...即(すなわ)ち上下(じょうか)議院の宏壮(こうそう)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...誰かが宏子の部屋のドアのすぐ外のところへくっついて...
「海流」
...ゲーテの伝記や何かのほかにあるのかしら――順ちゃん、知ってる?」「僕しらないんだ」「そりゃそうだわね、フランス語なんだから」そう云うと同時に、宏子は、母にそんなドイツの本のことを告げた人物が誰であるか判った気がした...
「海流」
...そんなの偽善だわ――だから……」宏子は自分を抑えて沈黙した...
「海流」
...あんまり通俗小説だわ」若くて青年ぽい良心の自覚やそれを譲るまいとする荒々しさから宏子は...
「海流」
...誰かしっかりした友達ないの? 何でも話せる友達ってないの? そういう人がいると思うなあ」宏子がそう云っているとき...
「海流」
...非常に宏大なる建物にて一見牛乳屋とは見えず...
村井弦斎 「食道楽」
...宏大な館の築土にも...
吉川英治 「平の将門」
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