...どうして安いかと言うに顧客に...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...五十円(はんぞく)とは安い...
橘外男 「蒲団」
...こんなことはまちがいの起り安いものだから...
田中貢太郎 「悪僧」
...へん、安いもんでさあ...
谷譲次 「踊る地平線」
...あそこいらは安いからね...
田山録弥 「百日紅」
...タダで安いと楽しめば三月目にはどうしたものかと途法に暮れるべし...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...この人たちは能率が上らないので、賃金も安い...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...「ところが日は暮れる、路は分らず、腹は減る、仕方がないから峠の真中にある一軒屋を敲(たた)いて、これこれかようかようしかじかの次第だから、どうか留めてくれと云うと、御安い御用です、さあ御上がんなさいと裸蝋燭(はだかろうそく)を僕の顔に差しつけた娘の顔を見て僕はぶるぶると悸(ふる)えたがね...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...また知らない英語が出て来たら、字引を引く、今五十銭も出すといくらも字引が出来ておる、安いものです...
新渡戸稲造 「人格の養成」
...安いにも/\、何でも飯が喰(く)われさえすれば宜(よ)い、米の代さえあれば働くと云(い)う訳(わ)けで、安い手間料で人手は幾らでもあるから、普請は颯々(さっさつ)と出来る...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...安いね――」と誰やらも驚いてわらつたが...
牧野信一 「或るハイカーの記」
...お安い御用ですよ...
三好十郎 「猿の図」
...思いようによっては物がよいだけに安いとも言えよう...
柳宗悦 「全羅紀行」
...安いぶっかけめしを喰べ...
山本周五郎 「さぶ」
...一枚五文なら安いもので……」松倉十内の顔色が颯(さっ)と変った...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...あのな、生繻子(きじゅす)の丸帯が出たのやが、そりゃ安いのや、買わいせな...
横光利一 「南北」
...安い代価だ」先に...
吉川英治 「三国志」
...どこよりもいちばん安いのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
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