...院の嬖臣を率ゐて...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...その嬖姫の事から御台所の政子さまとごたごたが起り...
太宰治 「右大臣実朝」
...三十人もの嬖妾(へいしょう)が互にアラ捜(さが)しをし合っている奥御殿のことであるから...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...己(おの)が嬖妾(おもひもの)にしようために...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...動もすれば佞嬖の小人に擁せられて不測の過失に陷ること少なきに非ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...妾嬖(めかけ)の心ばえをそなえていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...宮苑(きうゑん)の奧深(おくふか)くお氣(き)に入(い)りの嬪妾(ひんせう)や嬖臣達(へいしんたち)を相手(あひて)に日(ひ)もす夜(よ)もす麻雀(マアジヤン)に耽(ふけ)り樂(たの)しんでゐたと言(い)ふ...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...若し夫れ試驗法の採用によりて起こる人材壅塞の弊と俊材拔擢の名の下に行はるゝ嬖幸寵進の害とを比較せば...
原勝郎 「貢院の春」
...間もなく投機業者や陰謀家といったてあいがニコラスの嬖臣として宮廷で幅をきかせるようになった...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...」ルイ十四世が嬖臣(へいしん)たる一貴族の重罪を特赦しようとした時...
穂積陳重 「法窓夜話」
...沙翁(シェキスピヤ)好きの人は熟知の通りギリシアの美少年アドニス女神ヴェヌスに嬖(へい)されしをその夫アレース神妬んで猪と現われ殺した時ヴェヌス急ぎ往(ゆ)いて蜜汁をその血に灑(そそ)ぐとたちまち草が生えた...
南方熊楠 「十二支考」
...嬖臣(へいしん)十太夫の受けた辱(はづかしめ)に報いるために...
森鴎外 「栗山大膳」
...――おれは自分の利害のために嬖臣の名を買ったのではない...
山本周五郎 「新潮記」
...「事前に除くべき障碍とはなんのことだ」「君側の二嬖(へい)だ」と柳通助が即座に云った...
山本周五郎 「新潮記」
...然れども人生れて才藻の嬖寵を詩神に享くるに至りては...
横瀬夜雨 「花守」
...それを擁(よう)するつよい一連の嬖臣(へいしん)ができていた...
吉川英治 「私本太平記」
...それへまた幕府の嬖臣(へいしん)柳沢吉保(やなぎさわよしやす)が...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...子路の妻の兄弟が衛の嬖臣(へいしん)弥子瑕の妻であったこと...
和辻哲郎 「孔子」
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