...「今日のお客さんは無理なご馳走を嫌いなかたであるから当節むきに...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...ダダイストという奴はともかくダダ的に文句をいうことがなによりも嫌いなのだ...
辻潤 「ふもれすく」
...彼は台所の臭いが嫌いなので...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...一体私は火曜と金曜とが一番嫌いな日なんだ...
豊島与志雄 「蠱惑」
...「僕は元来子供は嫌いなんだ...
豊島与志雄 「子を奪う」
...彼の大嫌いな・一身の行動を国家の休戚より上に置く考え方が余りにハッキリしているので...
中島敦 「弟子」
...しかし先生は世間が嫌いなんでしょう...
夏目漱石 「こころ」
...おれは何が嫌いだと云って人に隠れて自分だけ得をするほど嫌いな事はない...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...その人が嫌いなばっかりに...
火野葦平 「花と龍」
...アメリカは赤が一番嫌いな筈だのに...
古川緑波 「清涼飲料」
...できない? でも嫌いな男と結婚する女は想像できるでしょう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...大嫌いな糠味噌(ぬかみそ)の臭いが鼻を襲って逆吐(むかつ)きそうになった...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...私のだいっ嫌いなヌルヌルを拵える仕事に金を廻すなんて...
三好十郎 「冒した者」
...くるごとに嫌いな犬をしっしっと門のそばで...
室生犀星 「童子」
...「素道さんは女嫌いなんで...
柳田国男 「故郷七十年」
...女嫌いなんていうんじゃない性分なんだって...
山本周五郎 「契りきぬ」
...先生はあたしを嫌いなの」「その話はあとでしょう」「あたしを抱いてよ」あやは挑みかかるように云った...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...神様はお嫌いなはずだが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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