...その慢心に媚びるやうな幻を描いて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...風光明媚なドルドオニ河域...
石川三四郎 「馬鈴薯からトマト迄」
...艶(えん)に媚(なまめ)かしい上掻(うわがい)...
泉鏡花 「怨霊借用」
...高慢な感情の機械動物がすっかりお化粧を済まして思い思いの媚態(コケトリイ)を凝らしていた...
谷譲次 「踊る地平線」
...四十一一つは人に媚(こ)びるため...
徳田秋声 「あらくれ」
...媚(なま)めいて見えた...
徳田秋声 「爛」
...彼女は感動した媚(こ)びある流し目で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...夕陽明媚...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...世に媚び人におもねりおのれを欺くまどはしのたくみを知れり...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...病に媚びず横浜の女医ドクトル・シモンズの説に...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...コプリに媚(こび)を売ってる場合じゃねえですよ」「売ってないぞ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...毫も媚態を示さぬこのあどけない顔つき...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...媚(こ)びて来たとき...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...女性的本能の残留らしい媚をふくんだ調子で婆さんはつづけた...
宮本百合子 「一隅」
...嘗て侫臣が暴君に媚びたやうに人民に媚びた...
森鴎外 「古い手帳から」
...そこである人はこの人に媚(こ)びて「三郎は蓮花(れんか)に似たり」というたところが...
柳田國男 「名字の話」
...祖先が折角向上させた能を堕落させて大衆に媚びつつ生活して行くのを当然の権利と心得...
夢野久作 「能とは何か」
...猫は家に飼うと人間の膝に媚態を作るが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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