...こう申すとまことに姑息なやり方のようですが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...それだけに姑息な方法で懲罰をのがれたくはなかった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...姑息な仕事のできぬことはなかったと思うのである...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それ故今日まで十年のあいだ姑息な願をせず...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...素より姑息なるを免れぬが...
丘浅次郎 「人類の将来」
...何度も姑息な改良を施しても社会生活が相変らず思うようにならぬのを見て...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...急にこの習慣を廃することによって得意を失いはしないかとの姑息な思い煩いからであって...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...この忠実さが却って姑息な形骸となり...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...実はそういう人為的な姑息な手段では...
戸坂潤 「社会時評」
...「こんな姑息なことをしていてもだめだ...
久生十蘭 「ノア」
...姑息な弱さには辟易せずには居られなかつた...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...幼稚を衒ふ婦のやうに姑息な心をもつてゐた...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...多少の補植をして見た所でそれはムダな事でありそれは姑息な方法であると思う...
牧野富太郎 「植物記」
...姑息な生活気分を打開する力がこもっているかと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...姑息な事には贊成が出來ない...
森鴎外 「半日」
...村の因循姑息な風習を見て慨歎し...
横光利一 「夜の靴」
...という姑息な慰撫であったのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...姑息なる思想! 安逸に耽る教育者! 見よ汝が造れる人の世は執着を虚栄の皮に包んだる偽善の塊に過ぎぬじゃないか...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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