...且つ現内閣成立當時より兩系の間にありて調停の勞を取り好意ある姑の如き地位にありし桂侯も現内閣並びに之を推戴する政友會が往々侯の意表に向つて挑戰的態度に出ること稀ならざるより近時政局の形勢侯の胸中を平靜ならしむる能はず...
石川啄木 「雲間寸觀」
...因循姑息(いんじゆんこそく)の術中に民衆を愚弄したる過去の罪過を以て当局に責むるが如きは...
石川啄木 「渋民村より」
...姑娘のきれいなのが船をこぐのだという...
上村松園 「余齢初旅」
...糸織(いとはた)の伎(わざ)にも怜利(かしこ)ければ舅(しうと)姑(しうとめ)も可愛(かあい)がり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...他(た)は姑(しばら)く舎(おい)てまづ我(わ)が家(いへ)の氷柱(つらゝ)をいはん...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...友人等は私のやり方があまりに姑息(こそく)で...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...故に姑く、一個の遊離説話が、或る事情によりて、日本神話に混入し、純粋の国民的人文神たる大国主ノ神に就て、語らるるに至りしものと、観察せざる可からず...
高木敏雄 「比較神話学」
...元の至正年間のこと、姑蘇(こそ)、即ち今の蘇州に文世高(ぶんせいこう)という秀才があったが、元朝では儒者を軽んじて重用しないので、気概のある者は山林に隠れるか、詞曲に遊ぶかして、官海に入ることを好まないふうがあった...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...他(た)に好(よ)き名を思(おも)ひ付かざれば姑(しばら)く通稱(つうしやう)に從ふのみ...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...舅(おとうさん)姑(おかあさん)の気には入ってたけども...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...信心深い老年の姑(しゅうとめ)とともに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...慈姑(くわい)頭を振り立てて印度人の恰好(かっこう)を横から見...
中里介山 「大菩薩峠」
...因循姑息(いんじゅんこそく)の土地だけに二...
長谷川時雨 「勝川花菊の一生」
...姑のまつが寝たっきりであった...
林芙美子 「河沙魚」
...舅(しうと)姑(しうとめ)おはしまして萬(よろ)づ窮屈(きうくつ)に堅(かた)くるしき嫁(よめ)御寮(ごりよう)の身(み)と異(こと)なり...
樋口一葉 「われから」
...姑(しうとめ)の心を測りかねたが...
平出修 「夜烏」
...姑もとりなしては呉(く)れなかった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...良人や姑には「よい師匠があるので...
山本周五郎 「日本婦道記」
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