...姉さんと俊雄君と三人で此のトランプで遊ぼうという下心...
太宰治 「正義と微笑」
...姉はそれを止めはしなかった...
田中英光 「野狐」
...姉さんのようにしょうとく福運のそなわった人がどうにもならない世の中なら私などはもののかずでもござりませぬからせめてすこしでも姉さんをしあわせにして上げたいと最初からその覚悟をしてここへ貰われてまいりました...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...それが届いた数日後に姉は始めて電話を懸けて来て委(くわ)しい話をした...
谷崎潤一郎 「細雪」
...姉ちゃんはこない云うけど...
谷崎潤一郎 「細雪」
...相も変らず飾ってあるのを眺(なが)めながら姉と対坐(たいざ)したことであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...四人の姉妹のうちで春琴が最も器量よしという評判が高かったのは...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...姉さんは戦争未亡人なのだ...
豊島与志雄 「小さき花にも」
...姉しばらくドアの外を見てゐる...
新美南吉 「ラムプの夜」
...逢ひたかつたよ」「姉や...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...佐久間町の樽拾いの小僧の姉のお雪などはどうだ」「畜生...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親身の姉妹よりも親しい仲で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今朝ほど臨終にかけつけたのに意識のあるうちには間にあわなかった神戸の義姉がいた...
原民喜 「死のなかの風景」
...アルトア伯の長男は姉のマリイ・テレーズと結婚し...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...この姉弟(きょうだい)の服装や一般的なしつけの標準になっているらしい...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...四人の姉妹は、庭を通って家へ帰りましたが、そのうしろすがたをながめていたケイトは、今度はかばうような調子などをまじえずにいいました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...その姉の愛情によほど忘れえないものを抱いていたらしい...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...萬事母親讓りに出來て居る姉娘の虚心(うつかり)したのは虚心(うつかり)したままに拗(ねぢ)けて行き...
若山牧水 「一家」
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