...妻君の方から不服が出たとやらで...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...Jさんの妻君がいつものやうに子供多勢ひきつれて柿もぎに来た...
種田山頭火 「其中日記」
...彼は死んだ自分の子供に縋りついて泣いた妻君を思つた...
中原中也 「医者と赤ン坊」
...妻君は酷いヒステリーに罹つてゐる...
中原中也 「校長」
...その妻君と娘を合せるとすでに三人になる...
夏目漱石 「思い出す事など」
...宣教師のウィンという人の妻君が...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...すると妻君が御名前はかねて伺っておりますと叮嚀(ていねい)に御辞儀(おじぎ)をされるから...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...妻君のクスクス笑う声が聞こえる...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...大分弱ってるらしいが、妻君の死後、裟婆っ気が出たことは確かだ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...調子といつたところで妻君の方はそれが普段のまゝなのだが...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...妻君は屹度あれを覚えてゐて自分の夫にも左ういふ粋な真似をさせたかつたのであらう...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...――妻君は、何故か非常に笑つて、「大ちやんの顔が見たいわ...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...此處の母親や妻君を何かにつけての相談相手にしたり...
正宗白鳥 「假面」
...すると妻君箪笥(たんす)の抽斗(ひきだし)から料理屋の受取書を出して...
村井弦斎 「食道楽」
...そういう事を一家の妻君が気を付けて良人にも子供にもあるいは老年の親たちにも不衛生的なものを食べさせないようにしなければなりますまい...
村井弦斎 「食道楽」
...妻君先ずその大水引と大熨斗に驚き...
村井弦斎 「食道楽」
...同じ大(おおき)さでも房州の鯛と三浦の鯛とは直段(ねだん)が半分以上も違うからね」と妻君にまでとんだとばっちり...
村井弦斎 「食道楽」
...元来カフェーの灯や御神灯には縁が遠く度重なる独り寝の枕に故郷の貞淑なる妻君の上ばかりを思っている彼は...
森於菟 「屍体異変」
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