...しかし如何に臣民が協調に努力するも必ず妥協の困難な場面に逢着(ほうちゃく)するものである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...今が絶食の――断食といふよりも妥当だ――最も苦しい時である...
種田山頭火 「其中日記」
...すなわち多数者たる人間と妥協する事であった...
寺田寅彦 「解かれた象」
...そして之は数学の超経験的な普遍妥当性と少しも衝突しない空想である...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...もし「論理的」又は「妥当する」にアクセントを置くならば...
戸坂潤 「性格としての空間」
...だが少なくとも、経験的なものから、逆に経験的なものを指導する原理的なものが産み出されるという、経験的なものと原則的なものとの、アポステリオリとアプリオリとの、事実問題と権利問題との、存在と妥当との、現実的な連関を解く道を与えていることを、見落してはならないのだ...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...あなたの情熱がうれしい、と囁いて、彼女はしばしば蛇のようにおれの体をしめあげたが、然し、獣ではあるまいし、常住不断に性慾を、いや妥協して、情熱を持ち続けられるものではあるまい...
豊島与志雄 「失われた半身」
...けっして妥協してはいけない……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...口を開けば妥協的な言葉は言えず...
豊島与志雄 「太宰治との一日」
...アリストテレスの考え方は、全くその政府の機構に適応し、妥協し、哲学として、後のキリスト教的支配に、理論のサンプルを与えたのであった...
中井正一 「知識と政治との遊離」
...)妥協性はなかったが...
中島敦 「李陵」
...よし過去の作物だけについて検して見てもその作全体もしくはその人の作物総体をある一主義のもとに一括し得て妥当と認めらるるほどの単調なものばかりはないはずであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...此(この)精神的打撃は更(さら)に幾倍(いくばい)の深刻さを加へてゐると見るのが正(まさ)に妥当の見解である...
夏目漱石 「点頭録」
...世の中を世辞笑いと妥協で暮して来た男...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...利害交換の妥協といふことが嫌ひなので...
萩原朔太郎 「僕の孤独癖について」
...ここに古へより認識の客觀的妥當性を否み又は疑はうとしたあらゆる教説の究極の根據が見出される...
波多野精一 「時と永遠」
...これには勿論私自身の、あの小論文を起稿するに際しての甚だしき不用意、用語の不注意、引例の不妥当、論理の混迷、非系統的に問題を無暗にひろげてしまつたこと等が禍ひしてゐることは私の躊躇するところなく認めるところである...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...しかしながら知識の普遍妥当性に対する要求は我々の先験的な自覚に属するのであり...
三木清 「哲学入門」
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