...――」「それもやはり都の好みじゃ...
芥川龍之介 「俊寛」
...ともすると同一(おなじ)軍人好みになりたがるが...
泉鏡花 「婦系図」
...――もとより豊太郎は色好みとの噂通り...
武田麟太郎 「一の酉」
...まず、その女に、君の好みの、宿屋の浴衣を着せてみようじゃないか...
太宰治 「雌に就いて」
...ヤンキイ好みの紺に淡(うす)めな荒い縞(しま)のある例の外套(がいとう)に包(くる)まっていたが...
徳田秋声 「仮装人物」
...もんぺはあの小母さんの好みといった...
永井隆 「この子を残して」
...お客様にお好みがなければそれまでだけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...私はこの曲を好みません...
野村胡堂 「死の舞踏」
...あれは丁度その眞中をいつてゐる好みだといへる...
長谷川時雨 「下町娘」
...宗十郎が舞台で扮する女形(おやま)はお菊の好みそのままであったので殊更(ことさら)名高かった...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...彼女はあのパリで一番有名で一番尊敬すべき卸商のゴリオ氏が彼女にそれと認めたような好みを褒めそやした...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...衣装はぎゃるそんぬ好みで一日中燕尾服を脱いだことはないが...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...モカでも好みの豆が揃っていて...
古川緑波 「甘話休題」
...日本人の本当の好みだったのではなく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...信順は頗(すこぶ)る華美を好み...
森鴎外 「渋江抽斎」
...健康も良心も権威も知識も富も美も、またそれらの物の反対も、みな入口で今まで着ていた衣をはがれ、霊魂から新しい着物を、その好みの色を、或いは褐色の或いは緑の、或いは明るい或いは暗い、或いはおとなしい或いはけばけばしい、或いは深い或いは浅い、実にとりどりの色をきせられる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お酒についてのああいうむつかしい好みややかましい選択などは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...同時に草双紙や読み本のお好みも減って...
山本笑月 「明治世相百話」
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