...頭は奥のほうに半分うずもれていたのである...
海野十三 「宇宙戦隊」
...奥のほうへととんでいく途中...
海野十三 「金属人間」
...そのつぎのだのはわからないが、おくへとは、奥へと、奥のほうへと、という意味じゃないでしょうかね...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...舞台の奥のほうに飾りましょうか...
太宰治 「新ハムレット」
...その路地のさらに奥のほうに...
太宰治 「男女同権」
...天幕の奥のほうへ歩いて行って...
久生十蘭 「地底獣国」
...アッシェンバッハは、船に踏み入るとすぐに、せむしのきたならしい水夫によって、にやにやしたいんぎんな調子で、船の奥のほうの、洞窟(どうくつ)のような、人工照明の船室へ、むりやりに入れられたが、そこには、テエブルのむこうに、帽子をななめにかぶって、巻たばこの吸いさしを口の隅にくわえたなり、旧式な曲馬団長のような顔つきをした、やぎひげの男がひとりすわっていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...奥のほうの室にいる人たちも起きたままでいるのが気配(けはい)で知れていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女の乗っているようにして奥のほうへ寄っていることなども...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...奥のほうにも泣き声が幾いろにも聞こえて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...奥のほうまでよく見えるような気がした...
山川方夫 「演技の果て」
...心の奥のほうでは変化が起こっていたらしい...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「どうぞ」そして奥のほうへ向って...
山本周五郎 「さぶ」
...廊下を奥のほうへゆき...
山本周五郎 「竹柏記」
...奥のほうから来る二人の侍は...
山本周五郎 「風流太平記」
...それは、初め重くるしい音響と、洞窟ぜんたいの震動で始まり、次いで、奥のほうから、すさまじい風と、岩屑と、土煙がおそいかかった...
山本周五郎 「山彦乙女」
...奥のほうへ転んで行った...
吉川英治 「三国志」
...――以来、おらぬような謹慎(きんしん)をされていますが、奥のほうに」と、役人の一人が答えた...
吉川英治 「親鸞」
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