...奇異な言葉で山が語る...
有島武郎 「幻想」
...この中に一人でも脳の加減が悪くて奇異な幻覚を見るものがあると...
井上円了 「おばけの正体」
...時に、伊香刀美(イカトミ)西の山に在りて遥に白鳥の形の、奇異なるを見て、心に、若し、是は女ならんかと思い、往て見るに、実に女なりき...
高木敏雄 「比較神話学」
...この奇異なる手紙を受け取った某作家は...
太宰治 「トカトントン」
...234 此奇異なる結末は了解に苦む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...こうなると私はいつも奇異な気もちに襲われる...
中勘助 「妹の死」
...気安さと奇異なうま味がある...
中勘助 「独り碁」
...平生世間外に孤立している傍観者には却て一種奇異なる興味と薄い気味悪さとを覚えさせるようになる...
永井荷風 「申訳」
...破獄を企てつつ宇津木兵馬を助け出した奇異なる浪士であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...鼠色の空を背景にひしめき立つ奇異なる雪山の怪人たちの姿である...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...なにもあんな奇異な方法をとらなくとも...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ノオンドルフという独逸名もあるルイ・シャルル・ド・カストリ侯爵は全欧州に話題を捲き起した奇異な人物だったが...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...僕ははつと此奇異なる地底の人物が僕と昔容易ならぬ交情のあつた人物である事を意識しそれと共に『現在の彼』に対する責任と疑問と警戒の念慮が胸に湧き起つた...
村山槐多 「殺人行者」
...奇異な思いを抱かせられることと思いますが...
室生犀星 「玉章」
...今では少しも奇異な感じがなくなった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今日残る「けら」という奇異な名称は...
柳宗悦 「蓑のこと」
...この奇異な事実を目のあたりに措(お)いて...
吉川英治 「江戸三国志」
...奇異な感じに打たれたように...
吉川英治 「宮本武蔵」
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