...奇体(きてえ)な声を立てやがつた...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...幽霊にも奇体の幽霊もあるものだ...
井上円了 「おばけの正体」
...その時分に東京には奇体(きたい)な現象があって...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...スルと奇体なものにて十分に三十秒位ずつ何だか漫然と感興が湧いて参り候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...奇体な腫物を覚えていてくだされ」八郎は黙っておじぎをした...
田中貢太郎 「人面瘡物語」
...花屋の老婆が奇体な無関心さで客の老婆に花束を渡している...
谷譲次 「踊る地平線」
...奇体にお坊さんは...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...オリヴィエが出会ったもっとも奇体な人物は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女のそういう奇体なやや滑稽(こっけい)な出現を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ラーペの仲仕からモンフォーコンの屠獣者(とじゅうしゃ)に至るまであらゆる奇体な典型(タイプ)が群がっている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...奇体な事に眼が横町へ曲りたくない...
夏目漱石 「坑夫」
...寧(むし)ろ奇体に思った...
夏目漱石 「それから」
...西の者で南の方から養子に来たものの宅(うち)はどこだと奇体な質問を掛けた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...奇体な物だなあ」と大分(だいぶ)感心した様子であった...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...」「五人の者が斯んなに一列に腕を組んで――」また私に奇体な亢奮でもされては困るとでも思つたらしく...
牧野信一 「歌へる日まで」
...」ところが奇体(きたい)なことは...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...遠くの遠くの野はらの方から何とも云えない奇体ないい音が風に吹(ふ)き飛ばされて聞えて来るんだ...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
...「これをなあお子供衆のお腰に下げておおきやすと奇体(きたい)に虫除けになりますそうでなあ方々からくれくれ言やはりますので皆あげてしまいましてなあもうこれだけより残っとりませんけれど――どうぞお持ちやして」これは尼君がつれづれの手細工であった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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