...所謂彼れの大望なるものではないか...
有島武郎 「幻想」
...華尾先生も此(この)お仲間で身分のある家から女房を娶(もら)つて其縁に頼つて敢果(はか)ない出世をしやうといふのが生涯の大望だ...
内田魯庵 「犬物語」
...初一念(しょいちねん)の国士の大望は決して衰えたのでも鈍ったのでもなかった...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...されども余れほどの大望を抱きて地下に逝(ゆ)く者はあらじ...
高浜虚子 「子規居士と余」
...これは私には分に過ぎた大望かも知れないのであるが...
高浜虚子 「進むべき俳句の道」
...いつかは(some day)其座に連なるの譽れを得んものをと(he might be found worthy to join it)心密かに大望を懷いた(the secret ambition)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...いつかこの土地に天子の行幸を期待し奉る大望があって...
中里介山 「大菩薩峠」
...抜荷の大儲けを一人占めにしようという大望を起したのさ」「…………」「それと気の付いた御家人喜六と唐人お勇が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...流行だいこんがパリの流行をリードしてやろうという大望をおこす...
久生十蘭 「だいこん」
...いつ尽きるか分らぬもの――そなたの大望...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...一代の大望を知覚しているはずもないのだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...感づいている大望についちゃあ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...こうした大望を持っていた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...今ここで破門されては大望の上の大蹉跌(だいさてつ)...
吉川英治 「剣難女難」
...器以上の大望を抱かせたものは...
吉川英治 「新書太閤記」
...一介の放浪者としては少し大望であり過ぎた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...大望のため祈願いたしておりますれば...
吉川英治 「宮本武蔵」
...彼の大望を激励(げきれい)する意味で...
吉川英治 「山浦清麿」
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