...近代人の誰もの魂の底に多少とも潜んでゐる病気だが...
薄田泣菫 「茶話」
...多少とも何気ない風に示してゐるとも云へた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...これは坊さんが多少とも怪しい霊媒に似ていると思つたからではなかつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...即ち多少とも物質的なものと優れて精神的なものとは...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...もしそうならばこの二重の形態決定関係によって最初の形態は多少ともその形を崩し変装するであろうから...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...多少とも独特さを持った思想の科学となりつつあった科学的哲学は...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...博士の思想が多少ともそういう色彩を持っていることを意味するのではなくて...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...彼等の意識は彼等の物質的利害から多少ともズレている...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...矢張り多少とも批判的な自由主義で以て貫かれているという...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...文学を多少とも批評し評論しようとすれば...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...なる程多少とも唯物論的な社会科学者は非常に多い...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...自然科学者数学者になると多少とも唯物論的な人物はごく稀になる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...比重の差は多少ともある...
豊島与志雄 「「草野心平詩集」解説」
...彼が多少とも――(むしろごくわずかばかり)――愛してるフランスの才能ある音楽家らを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...多少ともこの男の脈管に流れているのではないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...多少とも憂鬱の色に閉されていることを米友が認めました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その勢いと活気を多少とも減少させる非常に多くの新たな検査を経ることによって...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...精神組織が多少とも正常であるなら...
山本周五郎 「思い違い物語」
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