...これすなわち同村の柏木某と称する柔術家にして、薄暮に至るまで貝を拾いて楽しみおりしが、夕刻に至り、近村の青年四、五名相伴いて来たり...
井上円了 「おばけの正体」
...もう夕刻であった...
海野十三 「四次元漂流」
...その夕刻中彼等はずっと大砲を撃ち続けた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...夕刻帰宅」とのみ記している...
谷崎潤一郎 「鍵」
...四月三十日の夕刻以後五月一日にかけての出来事を書き留めつつあった...
谷崎潤一郎 「鍵」
...とうとうその夕刻に息を引き取りましてね...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...翌四日の夕刻から福野という人口五六千の町の座談会だが...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...二日目も静かだったが、夕刻、激しい雷雨雷鳴が襲ってきた...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...三十間堀春日にて昼餉をなし夕刻新富座楽屋に松莚子を訪ふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...四竹町へ着いたのはもう夕刻(ゆふこく)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...宴会は夕刻から夜半に及びました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...夕刻五時半からの勤めなのに...
原民喜 「氷花」
...その日の夕刻、江崎満吉の使いといって、一人の俥(くるま)ひきが、新仲町の玉井組を訪れて来た...
火野葦平 「花と龍」
...夕刻頃から「海と与太者」の稽古...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...夕刻四谷を出て、久々晩翠軒で食事、何うもこいつはひどくうまくなかった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...夕刻から千山閣で麻雀し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何年も前の三月のごく初め、大雪の夕刻、繁治さんと私とが同じ方角へ出かけるのに、あなたから『中公』を買うことたのまれて、新宿でさがして、雪ですべってころんだこと、思い出します...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「宇乃が来たというのか」「昨日の夕刻...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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