...ついに夕暮の芦峅寺へ着くと...
石川欣一 「可愛い山」
...夕刻までには両舷とも上陸見学を終ることになっていた...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...その樹の影、朝日に當れば、淡道(あはぢ)島におよび、夕日に當れば、高安山二を越えき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...夕飯のあとに、清三は墓地を歩いてみることなどもあった...
田山花袋 「田舎教師」
...風に戦(そよ)いでいる夏の夕暮か...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...つひ三日程前夕暮れの巷に...
徳田秋聲 「和解」
...また隅田川(すみだがわ)沿岸の如きは夕陽(せきよう)の美を俟(ま)たざるも...
永井荷風 「日和下駄」
...レントゲン仲間で朝夕投げ合っていた短い言葉が次々頭に浮かんだ...
永井隆 「長崎の鐘」
...同じ九月二十八日の夕刻...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夕方の物凄い電車が彼を揉みくちやにするのだつた...
原民喜 「氷花」
...小母は夕方、構造を連れて畑のなかを通って、或る家の風呂へ入らして貰ひに行くのだった...
原民喜 「棉の花」
...夕七ツ時、重吉が胴ノ間のランビキにとりつき、御酒代(おみきがわ)りの水をとっていると、上のほうで、大勢でなにか息巻いているような声がする...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...モートンが夕食会に出席しているか知りたいようだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...(ここまで書いたら夕飯...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...小説の芹川(せりかわ)の大将が女一の宮を恋して秋の日の夕方に思い侘(わ)びて家から出て行くところを描(か)いた絵はよく自身の心持ちが写されているように思われる薫であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...夕方からの夏景色だが...
吉川英治 「大岡越前」
...夕方出直して見るがいいや」「でもござろうが...
吉川英治 「剣難女難」
...そこに、酒でも設けて、一夕(せき)、剣談を交わそうとあれば、彼もよろこんで来るであろうし、大殿の耳へ入っても、それならばお咎(とが)めはなかろうではないか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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