「墨」の意味
書画用の黒い材料
「墨」の例文(場面別)
- 書道・美術この作品は墨の濃淡が絶妙で、立体感が表現されています。
- 伝統工芸奈良の古墨は粒子が細かく、最高級の書画に用いられます。
- 比喩表現彼の人生は墨のように黒く塗りつぶされた時期があった。
- 文具選び初心者には固形墨より墨汁が扱いやすいでしょう。
小説での「墨」の使い方
...薄墨のあやなくにじんだ『八戸(はちのへ)ニテ...
石川啄木 「雲は天才である」
...墨汁(ぼくじゅう)の中を歩いているようなものです...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...床(ゆか)の上(うへ)に網(あみ)に似(に)たる如(ごと)き墨畫(すみゑ)を夢(ゆめ)のやうに浮出(うきだ)したのは...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...そこではじめて身を墨染に更へたのださうです...
田山花袋 「道綱の母」
...この場合は明らかに墨のコロイド粒子群が内から外へ進行する際にその進行速度にはなはだしい異同ができ...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...しぶく小雨に見る/\淡墨(うすずみ)の画になったり...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...御墨附(すみつき)と...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...別に何か墨蹟がつっかかって...
中里介山 「大菩薩峠」
...墨色とか溌墨とかいう芸術世界の神秘的な現象は...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...墨は軟(やわらか)くしかも硯(すずり)の面(おもて)に吸いつくように動いた...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...矢立の墨で書いたらしい粗末な旅行メモである...
野村胡堂 「胡堂百話」
...薄墨華魁はいゝあんべえに無事でしたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...淡墨色に暮れて来た...
吉川英治 「剣難女難」
...龍華紋(りゅうげもん)の墨(すみ)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...墨に濡れた草紙をのぞきこんだ...
吉川英治 「親鸞」
...君祖家康公よりお直筆(じきひつ)墨付きを頂戴しておるお目見得格(めみえかく)...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...墨のごとく残っていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...烏賊(いか)のような墨を吐き...
吉川英治 「宮本武蔵」
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