...しかしそういうものが太陽の実際の大きさまで収縮するとその重力は一対一〇〇の比に増大し従って深さ一キロメートルに対する温度増加率もまたこれに相当する割合で増すべきである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...母の苦しみは増すばかりと気がついた...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...埃の積った畳に青カビの生えたような空室が数を増すにつれて...
大阪圭吉 「三狂人」
...やはり従前のとおりで苦しさは増すばかりである...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...ちょっと労働でもして血液中の水素イオン濃度がわずかに一億分一だけ増すとすぐ呼吸が忙(せわ)しくなって血液中の炭酸ガスを洗滌(せんじょう)させる...
寺田寅彦 「柿の種」
...そうして後難を無くするという事は新しい飛行機の数を増すと同様にきわめて必要なことであろうと思われる...
寺田寅彦 「災難雑考」
...それと同時にあなたの値打が増すのだといつてやつたといつた...
長塚節 「教師」
...アルミニウムの粉を主としてこれに光を増すためにマグネシウムを少量加え...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...あるいは犯罪が増すというごとき道徳的行為も昔の簡単なる組織時代と同筆法(どうひっぽう)で解決が出来ぬから...
新渡戸稲造 「自警録」
...月給の増すのをもって目的とし人生の理想なりと解釈しておるならば...
新渡戸稲造 「自警録」
...酒量が増すと同時に薬の量も増します...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...考えれば考える程不愉快を増す許りであった...
正岡子規 「死後」
...六歳の時行燈(あんどん)を多く点(とも)し自分の影が行燈の数ほど増すを見て至って分り切った事と思うたが...
南方熊楠 「十二支考」
...かえって彼の損失を悼む心をいや増しに増す...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...複雑さによって特に美が増すような場合を除いては...
柳宗悦 「工藝の道」
...特に二人の場合は息苦しい思いを増すばかりだったが...
横光利一 「旅愁」
...そしてそのたびお首の重さが増すような不気味におそわれているふうだった...
吉川英治 「私本太平記」
...悲母悲心(ひぼひしん)一滝の音がする――水かさが増すわけでもないが夜は大きく耳へひびく...
吉川英治 「宮本武蔵」
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