...両側とも丈余(じょうよ)のコンクリート塀だ...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...塀(へい)は押し倒され...
太宰治 「嘘」
...煙草盆がばらばらにこわれ土塀や板塀に無数の大小の穴があき...
太宰治 「ロマネスク」
...陽気な馬鹿囃しの太鼓の音が塀の外に洩れ...
谷崎潤一郎 「少年」
...南向きの塀が………… 果樹を南向きの塀のところに植えておくと...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...或る板塀の中に明々と光の見えてる家に出逢う...
豊島与志雄 「交遊断片」
...譬(たと)えば砲兵工廠(ほうへいこうしょう)の煉瓦塀(れんがべい)にその片側を限られた小石川の富坂(とみざか)をばもう降尽(おりつく)そうという左側に一筋の溝川(みぞかわ)がある...
永井荷風 「日和下駄」
...塀を乗り越えるとその杖を上から引き上げて...
中里介山 「大菩薩峠」
...塀に圍まれて屋敷の中へ食ひ込んだところですから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この黒板塀へ飛び付いて質屋の庭へ逃げ込む工夫はないか」平次はニヤニヤと斯(こ)んな事を言ふのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まだ助手たちは外の格子塀のところにいて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...果樹園を區切つてゐる塀についた入口の方へ歩き出した...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...石塀のきはにあるえい山苔のやうなものが生えてゐたが...
室生犀星 「京洛日記」
...築地の塀が利かなかったら...
室生犀星 「日本の庭」
...その無電的な囁きはたちまち伝わって一丈もある黒塀の囲いの中を明るくした...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...塀や柵を二重三重に植(た)て繞(めぐ)らす工事だった...
吉川英治 「黒田如水」
...そして妙宣寺の土塀の切れ目までかかると...
吉川英治 「私本太平記」
...泣虫甚内(なきむしじんない)塀土は真白く...
吉川英治 「新書太閤記」
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