...案じて安堵の山小屋より深切に多人數で搜しに來た...
泉鏡花 「遺稿」
...やや安堵(あんど)して立止ってしげしげその顔を見守った...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...卒堵婆小町(そとばこまち)を眼前にありありと見ました...
太宰治 「新釈諸国噺」
...庶民の安堵(あんど)する暇(いとま)が少ないように見える...
寺田寅彦 「災難雑考」
...傍観者の自分もそれでやっと安堵(あんど)の思いをしたことであった...
寺田寅彦 「三斜晶系」
...書中には田崎帰りていささか安堵(あんど)せるを書き...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...実は休憩や安堵のそれでなかったことを...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...先日の提灯はもう無くなってることを知って安堵した...
豊島与志雄 「月明」
...クリストフはたいへん安堵(あんど)した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自然に安堵の色を見せるようになった...
永井荷風 「狐」
...堵をなして潜んでゐるやうに感じられる...
中原中也 「海の詩」
...幾分安堵(あんど)の思(おも)いをなし...
野中到 「寒中滞岳記」
...ダッシュウッド邸の火事の件で二〜三聞きたいことがあります」ビンセントが妙に安堵して歓喜せんばかり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...実にも深刻なる多くの思想家はこれに依つて彼等の思想上の阿堵物を鼻腔から追放することが可能であるといふことを証明した権威の故に基くのである...
牧野信一 「嘆きの谷で拾つた懐疑の花びら」
...父はさも安堵(あんど)したように...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...ようやく安堵(あんど)を致しました」「待て...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...四民の安堵(あんど)をはかるのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...にんじんを安堵(あんど)させた...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
便利!手書き漢字入力検索
