...何か敵勢にでも向い合ったようにこう堂々と返事をした...
芥川龍之介 「古千屋」
...希望者は、すぐ申出ろ」と、威風堂々と、あたりを見まわしたが、そのいきおいのはげしいことといったら、見かけによらぬノルマン船長の怪力を知らない者は、窒息(ちっそく)しそうになったくらいである...
海野十三 「火薬船」
...第三回目は玄関から堂々と出られた...
海野十三 「地獄の使者」
...彼にはそれを正面から堂々と訴える丈けの勇気は勿論ありませんでした...
江戸川乱歩 「算盤が恋を語る話」
...何もことさらに堂々とお歌を作り...
太宰治 「右大臣実朝」
...外ヶ浜全線を通じていちばん堂々として目立つ建築物の一つであらう...
太宰治 「津軽」
...堂々として立派なんて言うから...
太宰治 「パンドラの匣」
...美々しい回しをつけた力士が堂々としてにらみ合っていざ組もうとすると...
寺田寅彦 「田園雑感」
...歩武堂々と軍勢の中より立ちて馳け出づる――その勇猛の姿見てアカイア軍は歡喜しつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...文芸の正道において見られるような普遍人間的関心の対象を堂々と選ぶことになるが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...漆原といふ苗字(めうじ)を堂々と名乘つて通る家柄だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...米倉は堂々と躍進し始めた...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...いよいよ堂々として...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...痩(や)せても枯れても堂々と進退すべきであった...
本庄陸男 「石狩川」
...(b)堂々と彼女たちに要求してやりたいものだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...併し中にアインシュタインの相対律解説などを堂々とのせて居るのもあるから...
山本宣治 「婦人雑誌と猫」
...堂々として一般民衆の趣味傾向の王座を占むる事となった...
夢野久作 「甲賀三郎氏に答う」
...俺たちが、日蔭でぶつぶつぼやいていても始まらん、行動で示すことは、勇気が要(い)るが、そいつを、堂々と、実践しようっていうんだから愉快だ」「見ようによっては、彼は、仏教の革命児だ、英雄だ」「彼のために、加盞(かさん)して、大いに、祝してやろう」杯(はい)を挙げて、交驩(こうかん)しながら、「あははは」「わははは」「世の中が、明るくなった」「出かけようか」銭をおいて、二人は、ひょろひょろ出て行った...
吉川英治 「親鸞」
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