...堂々と街ののど笛に背筋を暗く震わしている鉄筋コンクリトの四階建...
大江鉄麿 「市立共同宿泊所」
...たいへん堂々としていて正統のようでもあり...
太宰治 「風の便り」
...外ヶ浜全線を通じていちばん堂々として目立つ建築物の一つであらう...
太宰治 「津軽」
...堂々と理由を述べることが出来ないので突然に曖昧な辞表を出したまま...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「自責」
...いかにも立派で堂々として聊か下品でも滑稽でもなく...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...ちつとも堂々としていなかつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...嫁様のほうが堂々としている...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...ああして白昼堂々と川破りを決行するからには...
中里介山 「大菩薩峠」
...然しさういふことならば何故あなたは審査員としてあなたの意見を堂々と發表しないのですか...
長塚節 「記憶のまゝ」
...敬太郎(けいたろう)は堂々と田口へ電話をかけて...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...堂々と相手に話したというまでだ...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...僕の名で堂々と「道行き何とか」てのが出てる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...正々堂々と戦えば皆に勝てる」「そうかもしれないが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...新派悲劇みたいな姿態(ポーズ)を作って案内したから吾輩も堂々と玄関のマットの上に片跛(かたびっこ)の護謨(ゴム)靴を脱いで...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...おそらく、夜には、将門の首が、わしの前にすえられるだろう」そういって、堂々と、鼓手(こしゅ)をして、鼓を鳴らさせ、あたかも、もう占領軍の入城のように、豊田へ迫った...
吉川英治 「平の将門」
...堂々と、兵馬を立て、陣容を作って、相馬殿が国司維茂に見参せん――と公言を払って行くのです」「口実がないではないか、口実が」「表面の理由は、いくらでもあります...
吉川英治 「平の将門」
...それがみな優しい姿なりに堂々として聳(そび)えている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...さうしてさういふ堂々とした体躯の上の...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
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