...骨を異域の土に埋むるの遙(はるか)に慰む可きものあるを信ぜしなり...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...(鼻口を埋む脱脂綿...
小穴隆一 「二つの繪」
...また一面には学者と世俗との間に存する誤解の溝渠(みぞ)を埋むる端緒ともなさんとするものなり...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...ベルナア(四)の嶺高く雪滿山を埋むれば響きは凄しアバランチ難きをしのぎ險を越え見おろす大野草青く馬は肥たりマレンゴウ(五)...
土井晩翠 「天地有情」
...紅埋む夕霞緑糸よる玉柳深山の奧に君を見れば武陵の里もこゝなりき...
土井晩翠 「天地有情」
...身を埋むる四方の石壁のうちにあって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...チユリツプ球根を花壇に埋む...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...その時代助は左右の二階家が坂を埋むべく...
夏目漱石 「それから」
...小屋を埋むる客は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もし埋むに力入れたらんには俗句と成り了(おわ)らん...
正岡子規 「俳人蕪村」
...落ち埋むと字余りにして埋むを軽く用いたるは蕪村の力量なり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...もし埋むに力入れたらんには俗句と成りをはらん...
正岡子規 「俳人蕪村」
...落ち埋むと字余りにして埋むを軽く用ゐたるは蕪村の力量なり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...海に入り砂に埋むるまでなくとも...
南方熊楠 「十二支考」
...九十九にして一本残りたればこの塚に埋む...
柳田國男 「地名の研究」
...国のため捨つるこの身は富士の根の富士の根の雪にかばねを埋むとも何か恨みむ今はただ...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...全市を埋むるばかりに繁茂して...
吉江喬松 「山岳美觀」
...草鞋を埋むる霜柱を踏んで...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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