...俺は蒲団に顎(あご)までふかぶかと埋まり眼を閉じた...
梅崎春生 「蜆」
...広い本堂を埋めて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...わたしばかりが一生を埋れ木にするのではござりませぬ...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...埋もれずにいつか蘇つて来るのであるから...
田山録弥 「墓の上に墓」
...水害の名残(なごり)棒堤(ぼうづつみ)にしるく砂利に埋るゝ蘆(あし)もあわれなり...
寺田寅彦 「東上記」
...無闇に井戸を掘って熱泉を噴出させたために規則正しい大湯の週期的噴泉に著しい異状を来したというので県庁の命令で附近の新しい噴泉井戸を埋めることになった...
寺田寅彦 「箱根熱海バス紀行」
...深々と埋まって居る千種十次郎の耳の傍へ来て...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...今日まで埋没から救はれてるのは...
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」
...また無造作に土で埋められて孔が非常に多かったので...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...どうせチツキに出すのだから風呂敷包みでも好いだらうになどと彼は思つてゐるうちにトランクの隅に埋つてゐる登山袋を眼にした...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...土中に埋み碌(ろく)に衣食せず病死せしが...
南方熊楠 「十二支考」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...一本の糸瓜(へちま)のまわりに埋めておくと...
柳田国男 「年中行事覚書」
...川は悪臭を放つままに任せ堀は片っ端から埋め...
山本周五郎 「青べか物語」
...御用提灯(ぢょうちん)が埋(うず)もっていた...
吉川英治 「治郎吉格子」
...曠野は戦塵と鬨(とき)の声で埋まッた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...人間や馬を埋めた塚があるよ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...浜砂の中に埋まるように坐って...
吉川英治 「宮本武蔵」
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