...彼を囲む真夏の山々へ...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...子供等はどこからとなく集(あつま)って来て孔乙己を取囲む...
魯迅 井上紅梅訳 「孔乙己」
...街既に落ちて、家を囲むに、閉ぢたる戸毎に不順の色見え、鉄火、窓より降りしきれば、「憎(に)つくき僧徒の振舞」とかたみに低く罵(ののし)りつ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...西北の両門を囲む...
太宰治 「右大臣実朝」
...もしそれらの器物を取り囲む空白を真っ黒な闇で塗り潰し...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...島々の周囲を白波が取り囲む...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...現在イブン・トゥルンのモスクを囲む一廓がその頃の遺跡として残っている...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...みんなが僕を忌避しないで食卓を囲む...
原民喜 「飢ゑ」
...またわれわれを取囲む醒(さ)めた現実...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...家宅を囲む板塀に...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...また火を以て蠍(かつ)を取り囲むにその毒尾の尖(さき)を曲げて脊を衝いて死する事もあるが...
南方熊楠 「十二支考」
...康の三国の兵が西涼府(せいりょうふ)を囲む...
南方熊楠 「十二支考」
...彼女の囲りを取囲むだろう...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...またはその夫人などこれを囲むとき...
森鴎外 「文づかい」
...土居は決して近世にいわゆるドイをもって取り囲むことを要せず...
柳田國男 「地名の研究」
...なおこの期(ご)になってもその自己を――敵軍すべて取り囲む琵琶の湖中においてさえも――珠(たま)の如く愛(め)でて持っている姿であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...炉(ろ)を囲む...
吉川英治 「宮本武蔵」
...濠州などのような太平洋を囲む諸国と連繋を密にして対抗しなくてはと思うのですがね...
吉田茂 「私は隠居ではない」
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