...猶(ゆう)として四隣をおそるるがごとく...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...四隣の室にも人声...
高浜虚子 「丸の内」
...色(いろ)は黒(くろ)けれど好(よ)き樣子(ふう)とて四隣(あたり)の娘(むすめ)どもが風説(うわさ)も聞(きこ)えけれど...
一葉女史 「大つごもり」
...四隣(しりん)郷党(きょうとう)一様に...
柳田国男 「年中行事覚書」
...織田家の四隣は余りにも多事で...
吉川英治 「黒田如水」
...従って、いかに秘密を保とうとしても、彼が使いして、主家小寺家を、遂に織田家にむすびつけたという事は、かくれもなく、敵毛利輝元へつつぬけの状態となり、四隣の諸城も、俄然大きな衝動をうけて、この一城を見まもり合った...
吉川英治 「黒田如水」
...四隣の策謀(さくぼう)...
吉川英治 「黒田如水」
...四隣の国々が気づかぬまに...
吉川英治 「三国志」
...正行が二十歳の頃をさかいに一族や四隣から...
吉川英治 「私本太平記」
...土豪ながらも四隣に屈せずにいられるのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかも四隣はおろか...
吉川英治 「新書太閤記」
...四千内外――そのうち四隣の国境や...
吉川英治 「新書太閤記」
...四隣に聞えた武勇の輩(ともがら)も...
吉川英治 「新書太閤記」
...信長がまだ清洲(きよす)にあって暗愚で乱暴な若殿と――四隣からうとんぜられていた頃の旧(ふる)い問題なのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...中央はもとより四隣の国々まで...
吉川英治 「新書太閤記」
...かつ四隣の友や県民たちに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――この広い坂東の曠野では、毎日、東から陽が出て、西に陽が沈んでいるだけのように、貴様などの眼には、見えるかもしれぬが、どうして、間(ま)がな隙(すき)がな、那須、宮城(みやぎ)などの、東北の俘囚(ふしゅう)や、四隣の豪族が、一尺の土地でも、蚕食しようと、窺いあっているのだぞ...
吉川英治 「平の将門」
...四隣を憚(はばか)るような声で...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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