...」愛に於いて祈りを共にする者の慰藉と疑惑と――自分は病人が半ば囈言のやうに云つた此等の言葉を長く忘れることが出來ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...「おねえ様なおしてちょうだいよう」とか「苦しい……苦しいからお薬をください」とか「もう熱を計るのはいや」とか時々囈言(うわごと)のように言っては...
有島武郎 「或る女」
...もし手術中にはしたない囈言(うわごと)でもいってそれを愛子に聞かれたら...
有島武郎 「或る女」
...断るまでもなく与太郎の囈語(たわごと)みたいなものである...
種田山頭火 「鎖ペンを握って」
...今から百年前にこの書を読んだ人にはおそらく無意味な囈語(たわごと)のように思われたであろうと思うような章句で...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...序の中に『…詩は閑人の囈語に非ず…』とか...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...患者は囈言(うわごと)のように呟(つぶや)いた...
徳田秋声 「足迹」
...知らずして無心に発する囈語の連続...
中里介山 「大菩薩峠」
...根も葉もない囈言(たわごと)にしかすぎぬ...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...だいぶ囈言(うわごと)をいわれるようですが...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...囈(たわ)けも程にされい...
室生犀星 「花桐」
...そうしてその夜は夜通し囈言(うわごと)ばかり云っていましたが...
夢野久作 「白髪小僧」
...囈言(うわごと)のように切れ切れに――「口惜(くや)しい...
夢野久作 「白髪小僧」
...お前達はさも面白そうに囈語(うわごと)を云ったり...
夢野久作 「雪の塔」
...「おのれ云わしておけば好きな囈言(たわごと)...
吉川英治 「剣難女難」
...しどけなく酔った女の囈言(うわごと)のように...
吉川英治 「剣難女難」
...囈言(たわこと)吐(ほ)ざいて...
吉川英治 「山浦清麿」
...囈言はかならずおっ母さんと呼ぶらしかった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
