...大きな鶴嘴(つるはし)を手にして大道の上に五人十人休んでいる...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...線路上でシャベルや鶴嘴を使用することは許さぬことを知ったので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...嘴(くちばし)には限らない...
泉鏡花 「遺稿」
...あの撥形鶴嘴(ビーター)の柄先の奇妙な穴を思い出すのです...
大阪圭吉 「気狂い機関車」
...嘴(くちばし)は木の葉の群をささやいて海の鳥はけむりを焚いてゐる...
大手拓次 「藍色の蟇」
...私のことにも一つ一つ嘴(くちばし)を入れ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...それから大食ひの嘴を少し持ち上げて...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...嘴(くちばし)で木をつついてる一匹の小鳥をさし示した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一羽の鷲(わし)が嘴(くちばし)に王冠をくわえて雲の中を舞っており...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その鋭い嘴(くちばし)を血だらけにして何をかつついて食べている...
中里介山 「大菩薩峠」
...傷口が嘴に相応しようとしまいと...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ダガシカシ……痩(やせ)我慢なら大抵にして置く方が宜かろうぜ」文三は血相を変えた……「そんな事仰(おっ)しゃるが無駄(むだ)だよ」トお政が横合から嘴(くちばし)を容(い)れた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...虫はその指示に従いその嘴を距の中へ入れそこに在る蜜を吸うのである...
牧野富太郎 「植物記」
...嘴の先に附いている「天の気」――それは何かしら分子の様なもの――を自分の鼻孔へ吸い込むのである...
松永延造 「職工と微笑」
...鶴嘴(つるはし)の尖端(さき)を掴んだり...
夢野久作 「斜坑」
...鴨嘴灘(おうしたん)の桟橋(さんばし)とから...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まだまだ嘴(くちばし)が青いのかも知れねえ」と...
吉川英治 「無宿人国記」
...嘴(くちばし)を地に向けて...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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