...それは女性が男性の嗜好に降伏して自分達自らを男性化し得たという結果になるに過ぎない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...嗜好の屡(しばしば)變じ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...嗜好(しこう)なり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それともほんとうに嗜(たしな)まないのか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...今の私はアルコールよりも砂糖の方に心をひかれる!人間の嗜好といふものも面白い...
種田山頭火 「其中日記」
...お願いだよ」日頃の嗜(たしな)みも忘れて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なるべく自分の嗜好に適した人物...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...さうした嗜みに深いといふ風なことが...
牧野信一 「小川の流れ」
...複雑的美思想簡単なる時代には美術文学に対する嗜好(しこう)も簡単を尚ぶは自然の趨勢なり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...世間の嗜好の気紛れや戦争という突発事件から特殊の工業がいかに倒れる危険があるものかは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その限りすべての人間はミスティシズムに對する嗜好をもつてゐる...
三木清 「人生論ノート」
...自然に生じたる嗜好は自ら成分の不足を感ずるなり...
村井弦斎 「食道楽」
...そんなお嗜(たしな)みがおありとは少しも存じませんでした...
山本周五郎 「いさましい話」
...かれは酒を嗜(たしな)まないのでたいていは盃を手にすることを拒むのだが...
山本周五郎 「新潮記」
...かつて音楽などに嗜(たしな)みをもたなかった伊兵衛は...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...もしそうだとすれば絶世の美人と呼ばれる女の嗜好(しこう)は自然と一致するものではあるまいか...
夢野久作 「暗黒公使」
...彼等の嗜好は云う迄もなく菓子で...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...ほんの素人技(しろうとわざ)の嗜(たしな)みに過ぎませぬが」と...
吉川英治 「新・水滸伝」
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