...お客が喫ひさしの巻煙草を一つ一つ拾ひ上げる事にした...
薄田泣菫 「茶話」
...喫みさしの葉巻をそのまま窓の外に投げ棄てた...
薄田泣菫 「茶話」
...喫茶店はその代をコーヒーその他飲食物に加算するので...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...「ガンギリで蕎麦を喫って来たから好い」と云って...
田中貢太郎 「怪談覚帳」
...喫(た)べられない」元振は腰に付けていた糧食(べんとう)の鹿の脯を出した...
田中貢太郎 「殺神記」
...彼は木の実を喫(く)い草の実を拾ってその麓を巡礼した...
田中貢太郎 「仙術修業」
...「魚を喫(く)いたいが...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...食物を持って往っても喫(く)わなかった...
田中貢太郎 「蓮香」
...むかし国境防備軍団の旅団長として皇帝と同じ食卓で茶を喫(の)んだ記憶を秘蔵し...
谷譲次 「踊る地平線」
...おもてに貞淑をよそおいながら心ひそかに復讐の快味を喫する人の...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...」私は喫驚して、肺炎だというのに障子を開けちゃいけないと云った...
豊島与志雄 「或る素描」
...四五人の者が喫煙所へはいって来た...
豊島与志雄 「神棚」
...なに……死んだ!」声の調子だけは喫驚しているが...
豊島与志雄 「在学理由」
...喫茶店のこともあれば...
豊島与志雄 「自由人」
...始めて河豚(ふぐ)を喫(きつ)せる漢(おとこ)は其勇気に於(おい)て重んずべし...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...全くこの喫茶店の跋扈に由来するのである...
平田禿木 「趣味としての読書」
...甲斐は茶を喫しただけで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ひとたび敗軍を喫して漂泊の流軍に転落すると...
吉川英治 「三国志」
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