...併し之は自分を貶しめることを喜ぶ三太郎の誇張に過ぎない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...自分は寧ろ Sowohl-als auch を喜ぶ性情を持つてゐるらしい...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...通つて来る男の多きを喜ぶ...
石川啄木 「天鵞絨」
...特に佐川二等兵の喜ぶさまを見るのが...
上田広 「指導物語」
...事件依頼者の無事を喜ぶ色が浮かんでいた...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...ほんとうですの?」「うそにあたしがこんなに喜ぶと思って? あたしの顔をごらんなさい...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...喜ぶ恩師の顔を見て...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...おかげを喜ぶ度合が強くさえありましたら...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...あなたの奥さんの一ばん喜ぶものがはいっているんです...
太宰治 「春の枯葉」
...一秒時の十万分の一で一閃(いっせん)する電光を痛快と喜ぶは好い...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...必ずしも喜ぶ可き成功なりと認む可からざるに於てをや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...天気になるのかと喜ぶ間もなく...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...おや悟ったなと喜ぶことがあるが...
夏目漱石 「門」
...提灯屋が喜ぶだけの事さ」平次は輕く片付けて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...歎くが如く喜ぶが如く甚だ単純でない所が晶子さんの開拓した明治抒情詩の新境地であるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...父性本能があれば喜ぶべきでしょう」バンストンが恥じてうなだれた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...女色に迷うお手本のトリスタンなんぞを聞いて喜ぶのである...
森鴎外 「余興」
...ただ喜ぶばかりのことではすまされず...
横光利一 「旅愁」
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